前(左側)を漕いでいる選手が、5月30日のハンガリー・セゲドで行われたカヌースプリントのワールドカップ第2戦・男子カヤックペア200mで8位に入った水本圭治選手(不来方高校→大正大学)です。
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ワールドカップ入賞選手が漕ぐわけですから、見に行かないわけには行きません。
御所湖漕艇場で行われた、「第62回岩手県民体育大会カヌー競技兼少年の部国体選手選考会」に行ってきました。
本部テントにご挨拶に行くと、矢巾町関係者は、町長さん、教育長さん、体育協会の会長さんなどが勢ぞろいしています。
また、不来方高校のカヌー部の父母の会の皆さんも大会の運営をお手伝いなさっていました。
さすがに「カヌーの町・矢巾町、カヌーの街にある学校・不来方高校」ですね。
ありがとうございます。
さて、
以前にも、このブログで記事にしたような気がして検索して見たのですが見当たりませんでしたので、もう一度、カヌー会場の素晴らしさをお知らせします。
漕艇場は「出来心」や「通りすがり」にぶらりと寄るような所にはないので、お客さまは、そんなに多くはありません。たぶん選手の家族を中心とした関係者だけだろうと想像されます。
でも、他の会場と違うと感じるのは「拍手」です。
いくら差がつこうとも、選手がゴールするたびに、その選手に対して会場にいる全員が拍手を送ります。
そんなことは他の競技でも良く見る光景です。
カヌー競技では、もう一度、選手に拍手を送るのです。
ゴールした後、桟橋に戻る選手は、コースと「本部席や観客席のある方の岸」の間を通ってゆきます。
岸のすぐそばを通って戻る時に、再び、お客さんから声がかかり拍手が沸きあがります。
見るたびに(ああ、いい光景だなぁ)と思います。
「見る人」と「支える人」が世界レベルの選手を育てたのかな…と考えました。
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今年は11月12日〜27日の16日間を会期とし、中国の広州で第16回アジア競技大会が開催されます。
水本選手は、岩手県在住または出身の選手で、出場の可能性が高い選手の一人です。
他にも、
フェンシング熊谷美香選手(一関二高卒・警視庁)、ボート山根由絹選手(宮古高校卒・早稲田大学)、ホッケー小沢みさき選手(富士大学卒・グラクソスミスクライン)など出場の可能性の高い選手が沢山います。
注目をしたい一年ですね。