「トヨタがF1撤退へ 2年連続赤字、日本チーム姿消す」というニュースが流れていました。
モータースポーツ関連の「撤退状況」をおさらいしておきましょう。
2008年
12月 ホンダがF1からの撤退を表明
12月 スズキがWRC(世界ラリー選手権)参戦を休止
12月 富士重工業もWRC(世界ラリー選手権)からの撤退を表明
2009年
1月 川崎重工業が2輪の「モトGP」からの撤退を発表
1月 ホンダが2輪国内レースへの「ワークスチーム」としての参戦見送り
2月 三菱自動車がダカール・ラリーへのワークス(メーカー直属)参戦を終了
11月 ブリジストンがF1で独占していたタイヤの供給を停止
それぞれ撤退の理由は異なるようですが、共通しているのは次の2点のようです。
▼景気の悪化と経費の増加
▼環境技術へのシフト
「時速300kmを超えるスピードで走れる特別な車」よりも
「ガソリン1リットルで30km以上走ることができる市販の車」の方が
「経営的に」価値があるということでしょうか。
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◆たまには「ぱ〜っ!」といきたいねぇ。
◇なんですか、藪から棒に。
◆「ぱ〜っ!」と行くためには「日常」を離れなくてはいけない。
◇そういわれれば、そのとおりですね。
◆日常ではないことを体験し、見聞きしなければいけない。
大きい、早い、強い、美しい、美味しい…
◇ああ、例えば、
ジェットコースターに乗るとか、プロレスを見るとか、自動車レースを見るとか…
今週末の「みちのくプロレス」でほんものの「曙」を見るとか。
◆そう。凄いものを見たり体験したりしなければ、日常から離れられないね。
そういう意味で、
F1を見るのとハイブリッド車を見るのとでは、全く違うわけさ。
◇ははははは、
ボルトの全力疾走と、hirafujiさんの全力失笑、あ、失礼、全力疾走を見るほどの違いでしょうかね。
◆ちょっと違うけど…
でもね、
世界同時不況の影響で不景気、不景気といって、「凄いもの」を目指す傾向がなくなってきたような気がしない?
◇そういえば、そうですね。
◆これじゃあ、元気が出るはずが無いよね。
◇ああ、思い出せません。あれですよね、あれ。大学で習ったんですが…
あ、思い出した!
「禿と毛」の区別がなくなってきた現代社会!
◆ハゲとケの区別?
◇ほらほら、民俗学で習ったでしょう。
柳田國男さんが
ハゲとケの区別の曖昧化が進行していることを近代化に伴う民俗の変容の指摘の一つ
とあげていたりしたじゃないですか。
例えば、「ハゲの儀礼時にのみ行っていた特別な飲食が日常的に行われる」などですよ。
◆「ハレとケ」じゃあないの、それ?
◇あらやだ。