がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

減らし足す/岩手県障がい者スポーツ大会

今日は、

第23回岩手県障がい者スポーツ大会の実行委員会に出席してきました。

今年の、

6月5日(ボッチャは5月16日)に、盛岡市で開催される大会の内容を検討する会議です。

去年の大会は

新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、残念ながら中止となっています。

今年は

制限や規制のかかる大会となることが予測されるものの、

参加者にとって「おもしろい」大会にとなることを念頭に開催しよう…というスタンスで会議は進みました。

私は、

縮小部分を少なくしたいものだな…と、思って臨んだのですが、

な、な、なんと

【2019年21回大会のプログラム表紙絵。詳しくは→ ここ 

新しい提案の中に、

二つ、ハッとしたものがありました。

■技術の高い人はその技術を発揮していいよ

運営要項の「水泳」にこういう記述がありました

�Eすべての障がい区分において、飛込みスタートまたは水中スタートを選択できる。
今年、変更となった項目ですが

変更前は、全選手が水中スタートのみに制限されていたのだそうです。

一様に扱うことをやめ、

能力・技能のある人は、それを使って構わない…という改定です。

拡大です。

■重度の人も出られるように

ボッチャという競技が、今大会から追加されました。

これまで

陸上競技、水泳、アーチェリー、卓球(一般卓球)、卓球(サウンドテーブルテニス)、フライングディスク、ボウリングが行われていましたが、そこへ、一競技追加となりました。

(こんな時に、競技追加とは、すごいな)

と思っていると、説明では

(重度の人が参加できるように追加した)

という説明です。

あわてて全競技の「障害区分」を見ると

全8競技中で「電動車いす常用」の区分があるのは

陸上競技スラローム

そして、

今回のボッチャだけです。

乱暴に言えば

電動車いすを常用している人の参加種目が倍増するのです。

■こんな時だから縮小しても…なんて言わない

誰かがどこかで言っていたことを思い出しまいた。

「いまの私たちは、

 ベルトコンベアの両側に立ちすくんで

 ラインがまた動きだすのを

 ただ、待っているようだ」

まさに私の考え方。

フル規格でできるようになるまで、

あれとこれとそれとこいつとあいつは、一旦、省いておこう…

と、考えてしまいます。

でも、

岩手県障がい者スポーツ協会の考え方は違いました。

開催できるのであれば、変えてゆこう、

内容をよくして、参加者が「おもしろい」大会にしてゆこう…

という大会です。

もちろん、

開会式や閉会式は行いませんし、表彰の方法も簡素化します。

「減らすし、足している」のです。

とても大切なことを学びました。

がんばらなくちゃ!