がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

振り返る2020年度�@/スポーツイベント数

新型コロナウイルスの感染拡大のため、 多くのことが、例年どおりにはできなかった2020年度も終わろうとしています。 大変だった、かわいそうだった…様々な思いがありますが、 こんな時には 数字で出来事を書き残してゆかなければいけないのだという気持ちを持っています。 とうことで、 第一弾「スポーツイベント数
*** ■昨年度と今年度のスポーツイベント数 岩手県内を会場に行われるスポーツイベントは、 私が、勝手に趣味で毎週まとめてWeb上にアップしています。 (こんな感じです→ こんな ) 私が、岩手県内競技団体などのサイトで調べて作っているものですので、信頼性はあまり高くはないのですが、だいたいの傾向はわかるかと思います。 それをもとに、大会等のイベントを調べてみると、 2020年度に岩手県内で行われたスポーツベント数は 前年を大きく下回っている ことがわかります。(表1)
これは大変だ、子どもも大人もかわいそう。 何とかならないのか…という声が聞こえてくるのも当たり前。 大変なことが起きている…という感じです。 ■せっかくだからと、週ごとに比べると 毎週のイベント数データがあるので…と、各週をグラフにしてくらべてみると 次のようになりました。
年度後半は、イベント数が、 そんなに落ち込んでいないような気がするのです。 さらによく見ると、 ペコリと落ち込んだ「20週」が境目のように見えます。 4月の第1土日を「1週」としていますので 「20週」は「お盆」のあたりです。 じゃあ…ということで、 お盆前とその後のイベント数を調べてみました。 年度前半1/3は、大幅にイベント数が減少したが 後半の2/3は、大きな落ち込みはない ことがわかりました(表2)
■あれあれ、イメージと違わないか? 今年度のスポーツ界は オリンピック・パラリンピックが延期、 夏の全国高校総合体育大会(インターハイ)や全国中学校体育大会、国民体育大会などの全国大会も中止、 東北レベルの大会も多くが行われませんでした。 スポーツをしている子どもたちは、大変な目に会っている…というイメージなのです。 しかし、 観客を入れる入れないなどの大会運営には大きな変化があるものの お盆過ぎには、 県内レベルの競技そのものは例年並みに行われている ということが、わかったのです。 ■ということは ということは、 県内で完結するスポーツ大会で アスリートがプレーすることができる仕組みを 県内競技団体や施設管理者などのスポーツ関連団体が整えている と考えられます。 岩手県内で、初めて新型コロナウイルス陽性者が判明したのが 2020年7月29日でした。 先ほどのグラフをもう一度ご覧ください。 その次の土日は、先ほどのグラフでは「18週」。 累計の陽性者数が増加していっても、 前年とほぼ同数のイベントが、行われています。 確かに全国大会がなくなったことは、大きな影響があるのですが、 感染症拡大防止対策下でスポーツ活動が行われ、 その成果を県レベルで発揮できる機会もあるのです。 このような体制を作っていただいた皆様に 心から感謝もうしあげます。 「みんな」が言っているイメージに惑わされず、 実態をきちんと把握して、 次にすること、もうしないこと、今はしないこと…を見極めることが大切でしょう。 ■しなければならないことは 今年度、 アスリートを県レベルで活動させるということができるようになっているということがわかりました。 では、 来年度はどうするか… スポーツへの関わり方を「する」「みる」「支える」の三つにわける見方があります。 県レベルでは アスリートとして、あるいは愛好者として「する」ことは、だいじょうぶになってきましたが、 観客として「みる」ことは、まだまだできていません。 ボランティアとして「支える」ことにも、不安があります。 「みる」「支える」の課題を解決すべきです。 そして、 もしかすると 「する」「みる」「支える」で構成されつづけて良いものなのか、 関わり方の根本を、一度、考え直すべきではないのか… つまり、 スポーツの関わり方の再構築…も求められるでしょう。 なんだか、ワクワクしてきました。 がんばりますよ、がんばりましょうね! ■参考記事  大会の中止はスポーツの終わりじゃないよ/岩手朝日テレビニュース(2020/04/27)  この下線をタップすると、インタビューに答えた私の発言が読めます。