がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

60年以上続いているシステム/横綱休場

日曜日の8日に初日を迎える、大相撲11月場所、 白鵬鶴竜の二人の横綱が、先場所に続いて休場を発表し、
日本相撲協会によりますと、番付に2人以上の横綱がいて、その全員が2場所連続で初日から休場するのは史上初めてです(NHK ここ 
という状況になりました。 そして、
9月の秋場所後に開かれた横綱審議委員会の会合では、休場続きの横綱に対して「引退勧告」などの決議を下すべきとの意見が出た(東スジeb→ ここ 
など、さまざまなご意見が出ているようです。 気なったので、調べてみました。 今の横綱は… 外国人力士は…とかいうことではなく 力士が大きくなって、 取り組みのダメージが大きいのに、 試合数とかが変わっていないから 故障しやすいうえに治りにくくなっていて、 休場が多くなるのではないか…という仮説に立ってみたのです。 ■15日制年6場所は 一場所15日制が定着したのは、1949年だそうです。 そして、 年間6場所制となったのは、1958年以降。 したがって、 現在の、15日制年6場所は、62年間続いています。 ■力士の体格は その62年間で力士の体格はどうだったんだろうと 身長・体重の変化を調べることにしましたが 力士の平均値などが見つけられなかったので 1958年に昇進した、第45代横綱若乃花から 2017年に昇進した、第72代横綱稀勢の里までの 横綱28人の身長と体重を調べたのです。 (大相撲藤沢場所 というサイトを参考にしました→ ここ ) グラフにして、近似曲線(線形)をエクセルにお願いして引いてもらうと、こうでした。 身長には、大きな変化は見られない(右グラフ)が 体重は、増加傾向(左グラフ)にある。 なお、 詳しいデータはこうです。 ■結局 この60年ほどで 横綱の身体が大きくなっていること、 一場所の取り組み数と年間場所数は変わっていないことは、 なんとなくわかったのですが、 両者がどう関係しているのかは、わかりませんでした。 でも、 私の肌感覚としては、 身体が大きくなって、対戦によるダメージが大きくなっている以上 量を減らさないといけないだろうな…という気持ちです。 でも、 全横綱連続休場のニュースで「引退勧告」のお話しか出てこないことが とても不思議でならないのです。 なぜ、 興行形態を変えて、最も良い状態での取り組みをお客さまに見せようとしないのか、 なぜ、 60年間に力士を合わせようとするのか…ということです。 ■振り返れば 私たちが携わっているものごとにも、同じようなことがあるように思います。 100回記念大会だから、この回だけ出場校を増やそう…でいいのか、 100回記念大会だから、この回だけ出場校を絞って、リーグ戦をさせてみよう…も検討されたのか いずれにせよ、 何かの原因を探す時は、 選手以外にも目を向けるべきですよね。 がんばりますよ、がんばりましょうね!