I've made a new declaration as I like.
Not everyone needs to be the same.
2002年度、
岩手県知事が
増田寛也さんの時、
「がんばらない宣言 いわて。」という新聞広告が出たことを覚えていらっしゃいますか。
当時の新聞にはこういう記事が載っています。
岩手県が制作した「がんばらない宣言」の新聞広告が人気だ。経済効率重視の価値観を転換しようと掲げたキャッチフレーズが、地域の文化を見直す「スローフード」「スローライフ」などの動きの広がりとともに共感を呼び、主に県外からのはがきや電子メールには「岩手に行きたくなった」などと賛同の声が寄せられている。
しかし、岩手県議会では「どういう趣獅ゥ」「がんばっている人にがんばるなというのか」などと執行部に対する質問が相次ぎ、増田寛也知事が「新しい世紀にあえてこの言葉で問題提起したい」と繰り返す場面も。(以下、略)
(四国新聞社「がんばらない宣言が人気/岩手県の新聞広告」2003/01/08→Link)
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岩手県でも
新型コロナウイルス感染拡大防止のために学校一斉休業を行いました。
その後の再開の時に出した通知の中に、部活動についての指示があり、
その中に
「
部活動の参加は、生徒本人と保護者の意向を尊重して、参加を強制しないこと。」
という項目がありました。
素晴らしいことだと、
つまり、
部はやめないけれど、この期間は活動したくないという生徒や、
部はやめさせないけれども、この期間は活動させたくないというご家庭などの、
それぞれの事情を優先する活動をしなさい…ということが最も大切という考え方が示されているのです。
このブログで「学校再開/違いを認める素晴らしい通知」という題の記事にしています。(記事→
Link)
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岩手県では、緊急事態宣言が全
都道府県を対象として発せられた後に、
直ちには休校要請はせず「国の
ガイドラインや他県の状況を見極めて判断する」(
岩手日報→
Linkこととしました。
新聞報道を見ればこうあるのです。
保護者や児童生徒が感染不安を抱くケースは学校と相談した上で、学校長の判断で欠席とせず「公欠」扱いで休むことも可能としている。
(岩手日報→図の右下記事)
そうはいっても、
部活動で、うつされるかも知れない、うつすかも知れない…という不安にこたえるスタンスです。
これまた、素晴らしい!
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がんばらない宣言 いわて。のあと
「がんばろう!岩手」宣言が、
東日本大震災津波発生の1ケ月後の2,011年4月に出されています(
岩手県のサイトにあります→
Link)
新型コロナウイルス感染拡大防止に関する先ほどの2つの通知を見れば、
今度は、こういう「宣言」がふさわしいように思えます。
がんばれない人もいていい宣言 いわて。
いかがでしょう。
私は、今、がんばれますから、がんばります。
今、がんばれる人は、がんばりましょうね!
そして
今、がんばれなくてもいいですよ。
がんばれる時がきたなら、がんばりましょうね!