がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

これを風化という/2009年の新型インフル

Having a fear that the Pandemic will be forgotten. Relating to Covid-19. 今日の私のfacebook記事のまる写しから始めます。 ***まる写し、始め*** 文部科学省から『…学校等における教育活動の再開等』の通知が出ました。 学校再開です。 でも、 あわててはいけません。 感染症には3回のピークがあるそうで、油断すると2波、3波を起こしてしまいます。 工夫をしたうえで、つまり、これまでの活動を見直したうえで部活動などに取り組みましょう! マンネリ、形骸化が2波・3波を呼びますよ! 文部科学省の通知↓ https://www.mext.go.jp/content/20200324-mxt_kouhou01-000004520_1.pdf ***まる写し、終わり(元の記事→Link)*** 図の左下の折れ線グラフを引用した インフルエンザ パンデミック 新型ウイルスの謎に迫る (河岡義裕・堀本研子,2009,講談社ブルーバックスLink)は 2009年にWHOがパンデミック宣言を行った豚由来のインフルエンザ(A型H1N1亜型)の流行に関して書かれたものです。 その「はじめに」にこうあったのです。
(略)幸いしたのは、高病原性鳥インフルエンザウイルスによるパンデミックを想定して、各国がその対策を進めていたことである。高病原性鳥インフルエンザへの対策を適用したため、それよりも病原性の弱い今回の新型インフルエンザの流行に際し、対応が過剰であるなどの批判もあった。 例えば、学校閉鎖や保育園の閉鎖により、親が出勤できない、また、各種集会の中止による経済的な被害などを指摘する声も聞かれた。しかしながら、そのような対応をしたからこそ、流行の規模を抑えることができたわけで、しなかった場合には、もっと大きな問題になっていたことを理解すべきであろう。最悪の場合を想定していたからこそ、今回のパンデミックにも対応できたといえる。 懸念されるのは、(略)今回の新型インフルエンザ流行当初の対応に対する前述の批判への遠慮のために、今冬の流行に際し、学級閉鎖や集会の中止などの十分な対応をしないことなどである。そのような事態が発生すると、流行は大きくなり医療体制の破綻が予想される。(略) (注:強調は平藤)
びっくりしました。 今、テレビなどで話題になっていることは すでに10年ほど前に話題になっていたことだったのです。 忘れられてはいけない「出来事」が忘れられることが「風化」として使われていますが、 そんな単純なことではなく、 その時に確認されたことや考えられたこと、そして、不都合も、次の類似の出来事まで忘れられていることこそが「風化」だと考えました。 決して、風化させてはいけません。