I realized that a superb match of regional specialty creates new value.
At public display of The Hukko-no-Hi (Pre event of the olympic torch relay) in Iwate pref.
組み合わせると、大きな価値が生まれることを実感しました。
今、持っている魅力を洗練してゆくことも大切だけれども、
組み合わせる何かを探すことも大切なことなんだと痛切に感じたのです。
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昨日・3月22日、今日・3月23日に
岩手県内で「復興の火」が展示されています。
復興の火とは
「復興の火」は復興オリンピックの趣獅�踏まえ、東京2020オリンピック聖火リレーのコンセプトである「Hope Lights Our Way / 希望の道を、つなごう。」に沿い、東日本大震災から10年目に、東京2020オリンピック聖火リレーの一環として実施されるものであり、復興に力を尽くされている被災地の方々に、ギリシャで採火した聖火をリレーに先立ち、ご覧いただきます。組織委員会のページをお読みいただくとわかるのですが、
宮城、岩手、福島の6日間の展示(3県×2日間)のうち、5日間は、1カ所に置いての展示です。
昨日の展示だけが
JR釜石線の蒸気機関車・SL銀河(釜石市〜岩手県花巻市)を移動する
移動展示だったのです。
これにはこんな物語があるのです。
2020年3月22日(日) 岩手県「三陸鉄道・SL銀河車内(宮古駅〜釜石駅〜花巻駅)」さらに、三陸鉄道の宮古駅〜釜石駅間は東日本大震災により甚大な被害を受けたが、約8年の月日を経て復旧し、2019年3月23日(土)にJR東日本から三陸鉄道に移管される。
三陸鉄道は、昨年10月の台風19号で77カ所が被災(河北新報→Link)し再び不通区間が発生し、
やっと3月20日に全線開通して、復興の火を運ぶことができたのです。
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三陸鉄道もSL銀河も、復興の火のヘッドマークを付けた臨時列車で、復興の火を運ぶだけのために運行されています。
この風景は、
次のオリンピックまで確実に見られませんし、
次のオリンピックには復興の火はないでしょうから、もしかすると最初で最後かもしれません。
そのせいでしょうか、
長くて太いレンズのカメラを持った人がたくさんいたのです。
私たちと同じ場所にいたりしますので、報道関係者ではありません。
私は勝手に「撮り鉄」という人たち…ということにしました。
復興の火×三陸鉄道、復興の火×SL銀河…
だれにとっても、一生に一度の組み合わせでしょうし、
そのような場面に立ち会ったことを、写真に残しておきたい人たちにとっては、
のがすことのできない大チャンス。
三陸鉄道の終点でSL銀河の出発点の釜石駅が、賑わうはずです。
組み合わせって本当に大切だなと感じたのです。
朝早く、宮古駅に行って、車で釜石まで追いかけてきて、雨に降られて…ということで、
お昼ごはん。
釜石に行ったら「釜石ラーメン」にきまっています。
薄味、極細縮れ麺!
釜石駅前食堂(→Link)は、お昼前なのに混んでいます。
名前を書いて順番待ち。
ほどなく呼ばれて席に着くと、
お隣のテーブルには、JRの制服制帽で「大宮運転区」と書いた腕章をつけて、たぶんSL銀河の運転か整備などに関係している人たちが、ひとグループ、
後ろのカウンターは、リュックをしょってカメラを持った撮り鉄「撮り鉄」の皆さんがズラリ。
そして
全員が「釜石ラーメン!」
組み合わせがもう一つ増えているのです。
復興の火×三陸鉄道×SL銀河×釜石ラーメン!
もしかすると
震災遺構や伝承館、いやいや、世界遺産橋野高炉跡、民話の里遠野、宮沢賢治記念館などもかけ算に入ったのかもしれません。
持っているものやことを組み合わせることで、どこにも負けないものやことを生みだすことができるのです。
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組み合わせると、大きな価値が生まれることを実感しました。
今、持っている魅力を洗練してゆくことも大切だけれども、
組み合わせる何かを探すことも大切なことなんだと痛切に感じたのです。
複数の組み合わせをつくって、バージョンをあげてゆきましょう!
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私は、スポーツのバージョンの基準はこうだと考えています。
バージョン1は、自分の分野・自分の競技を磨き上げること
バージョン2は、さらに、自分の分野・自分の競技と、他分野・他競技を組み合わせること
バージョン3は、さらに、スポーツ以外の分野と連携すること
バージョン4は、さらに、時間と連携する、つまり、未来に向けての展望を持つこと
つまり
バージョン4は
自競技×他競技×他分野×将来像
私の競技は、あるいは、私自身は、今、どのバージョンだろうか?