がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

いちファンの発言/岩手県サッカー協会70周年

I have to expand my "Team" concept.

Inspired by seminar of JFA Chairman.

昨日・1月19日、岩手県盛岡市

公益社団法人岩手県サッカー協会の創立70周年記念式典がありました。

式典に先立ち、記念講演会も行われています。

日本サッカー協会会長・国際サッカー連盟理事の

田嶋幸三さんがお見えになって

「夢があるから強くなる〜世界を目指す日本サッカー〜」

と題したお話をなさいました。

申込み不要、入場無料…聞かない手はありません。

***

講演が終わって、質問を受けつけました。

何人かのサッカー関係の方が質問をし、田嶋会長が、直接、ていねいにお答えを返します。

日本協会の会長が、その団体としての考え方を

90分間にわたってお話をし、

岩手県の役員ではない、チーム関係者、協会関係者の質問に答えるのです。

(すごいな。こんなことが出来る競技団体があるなんて、想像もできない!)

何人かの質問ののちに、また、手が上がりました。

その人は質問の前にこういいました。

「いちファン、ですが」

そして、

オリンピック最終予選で全敗した日本代表についての質問をしたのです。

うひゃあ、

と思って振り返ってみると、

どうやら本当に「いちファン」のようでした。

これは、

と思って演壇をみると

会長さんは

ていねいに、現状・課題・今後を回答しました。

一人だけではありません。

その後も「いちファン」の方が質問なさいました。

腰が抜けるほど、驚きました。

***

日本協会の会長の講演を公開する=だれでも聞ける(岩手県サッカー協会のホームページやSNSで告知しています)こと、

そして、

だれの質問にも会長が、直接、答える…

どうでしょう、自分たちやっているでしょうか、

それよりなにより、この必要性を感じているでしょうか。

そういえば、

サッカーには「ファン・サメ[ターの皆さまとクラブの意見交換の場」(→グルージャ盛岡)として、サメ[ターズカンファレンスという仕組みがあります。

ラグビーワールドカップをきっかけに、

「One Team」という言葉が流行しましたが

どうやら

Teamの概念は、

ファンやサメ[ターにまで意見を述べる機会を与えているサッカーの方が断然広く

見習うべきことなのだということに気がついた、昨日の講演会だったのです。

***

途中のスライドに、こんな言葉が出てきました。

学ばない子どもは 知らない大人になる

クロード・デュソー
きっと

学ばない大人は 知らない老人になる…でしょう。

あぶない、あぶない。

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備忘

■ビジョンを伝えつづけることが「文化」をつくってゆく

 JFA2005宣言

 たどり着こうとしている場所を見失うと迷走する

■継続性

 50年後、100年後を見据えたプランで

 ビジョンを追及し続ける

 

■覚悟と本気

■女子の普及

 ワールドカップで優勝しようとしている国の

 女子の状況がこれでいいとは到底考えられない

■Japan's Way

 コピーは本物を超えない

 属人的→システムとしての強化体制

 三位一体の強化策のブラッシュアップ

■感動産業

 サッカーは、スポーツは感動産業

■育成日本復活

 You touch the future!

■これから

 施設

 学校スポーツ(指導者の負担軽減=技術委員の常雇用)

 テクニカルハウス(暗黙知形式知、個人知→組織知)