Thinking about the importance of sports event staff.
Inspired by budget of sports competition event.
スポーツイベントの参加者数(出場者や観客の数)という言葉はよく聞きます。
でも、
係員数を聞くことはほとんどありません。
なぜでしょう。
「する、みる、支える」とよく言われますが
「支える」には陽が当たらないようです。
これで良いのだろうか、いやダメだ。
会議に参加している私たちは、資料の数字しか見ていないのです。
数字のとりこになってしまっているのです。
全国から来る選手のことはイメージしていますが
仕事を休んで実際の現場に立っている係員・役員の方々については、一切、頭の中にないのです。
これ以上の負担を強いる状況であれば、大会は存続できないでしょう。
支える人にも目を向けましょう。
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収支の数字が合うことよりも大切なことがあるような気がするのです。
今日はある大きな大会の実行委員会でした。
市町の負担するお金と参加料を収入のほとんどとして運営されています。
今年度で26回を迎える大会ですが、昨年度の大会から、業務として多くの係員を派遣してくださっているところが派遣をやめ
大会日程などの関係で参加選手も減少傾向にあります。
予算案の審議では
参加者が減って、参加料が見込みを下回る時にはどうするのか…ということについての質疑・意見が出されています。
�@…市町の負担金を追加する
�A…支出を縮減する
�B…�@と�Aを合わせて取り組む
はっきりした結論は出ません。
でもどう見ても減らすところはないのです。
私は、意見として、こう言いました。
�@厳しい収入で頑張っていることに敬意を表する
�A予算は基本的に昨年の決算をベースに組まれているので妥当だろうと考える
�Bしかし、昨年予算より減額となったのは「役員日当」「役員弁当代」と役員・係員に関する経費である
�C選手減にともなう参加料収入の減が派生した時に、一層の減額が求められる状況であることは理解するが
�D現場に立つ役員・係員にさらに負担がかからないように運営に配慮すべきである
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スポーツ大会の係員・役員だって、働き方改革が必要です。
そうしないと、
持続可能な大会運営(=取り組んだ成果を発揮する場の継続提供)はできないのです。
手弁当は、もはや、異常な言葉です。