一昨日・9月12日のお話です。
第74回国民体育大会(いきいき茨城ゆめ国体)の会期前実施競技・アーティスティックスイミングの応援のため
プールの入り口につくと
いました、いました、ゆるキャラです。
こういうのが大好きな私は、迷わず記念写真。
(きっと、市のキャラクターなんだろうな…)と
ゆるキャラをサメ[トしていた高校生に
キャラクターの名前が「みなとちゃん」であることだけを聞いて会場に急ぎました。
***
午前のテクニカルルーティンが終わると
午後のフリールーティンまでしばらく時間があります。
会場脇の「おもてなしテント」に行って
お昼を食べたり、
売店を冷かしたりしながら過ごしたのです。
時間はたっぷりあるので
売店を一軒一軒ながめて歩いていると
なんと、
「茨城県立那珂湊高等学校」というのぼり旗が立っているテントがあるのです。
近づいてみると
中には10人ほどの高校生がいて、
さんまの缶詰や、お茶の葉などが並べられています。
手に取ってみると
それらは
よくある高校生がつくった商品ではないのです。
(これ、なんで君たちが売ってるの?)
(あ、私たちと会社がコラボして作った商品なんです。
商品には、そのことを示す「みなとちゃん」のマークが印刷されています)
なるほど、たとえばお茶には、このような表示がありました。
あちらこちらで
何度も国体の売店などを見ているのですが、
高校のブースに出会ったことは、私は、一度もありません。
驚きました。
どうやら、
高校生を街づくりに参加させようという事業の一環として行われているようですが[→Link]
高校生をどう国体に関わらせるかというと
競技の応援や
ボールボーイや得点補助などの競技補助係員や、
環境美化などの運営係員…などと直接大会運営に関することを考えがちなるのですが、
国体の会場に販売ブースを出させて、事業の成果を発揮する場を与えるという考え方は
なかなか出てきません。
このケースの場合は
「商売をさせて利益を生み出す」ための機会を与えています。
これは
国体が終わっても継続できる取り組みです。
考えれば考えるほど、いろいろなアイデアが出てくるのです。
いつものとおり、前回大会どおりに支配されていてはいけないなぁと考えた
高校生ブースでした。
おそるべし★なかみなと市
おしろべし★那珂湊高校
***
話を高校生から聞いて
私はすぐに質問しました。
(へえ、みなとちゃんは学校のキャラクターなんだ!
じゃあ、
今朝、一緒に写真を撮ってもらったときに
みなとちゃんの中に入っていたのは、どなた?)
10人ほどの高校生は声をそろえてこう言いました。
(みなとちゃんは妖精です。
人なんか入っていませんよ!)
脱帽!