Thinking about the medical system for foreign travelers.
Inspired by the Hokkaido system.
6月の半ばに、
スポーツ医学、スポーツ科学に関わる方々との会議がありました。
全ての議題が終わり、この際…という場面で
医師の出席者のお一人から発言がありました。
(外国人のウインタースポーツでのケガが増えている。
スポーツツーリズム、インバウンドなどという鰍ッ声で
多くの人を岩手県に呼んでくるのは良いことだと思うが、
病気やケガのこと、
あるいは死亡事故が起こった時のことを想定しているのだろうか…)
という趣獅セったと記憶しています。
そのとおりです。
いくら良いスポーツ施設があっても、
おいしい食べ物が準備されていても、
万が一に対する体制が整っていないのでは、安心できないでしょう。
岩手県には
「いわてスポーツコミッション」という組織があって
いわてスポーツコミッションは、岩手県のスポーツ施設と観光資源を生かし、スポーツ大会やスポーツ関連イベント等の誘致、スポーツツーリズムの推進等を官民の関係機関・団体が一体となって取り組み、交流人口の拡大等による地域活性化を図る組織です。という目的で活動しています。
先ほどの
お医者さんからのお話は、
こういう話があったから検討が必要だよね…と、そのコミッションの担当者に伝えることしかしていませんでした。
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I Love Snow プロジェクト というfacebookページ[→ Link]に
こういうリンク記事がありました。
m3.com <エムスリー>という「27万人以上の医師が登録する日本最大級の医療従事者専用サイト」の記事へのリンクです。
外国人患者がひと冬で1000人。スキーリゾート近くで手術可能な日本に皆、驚愕する―倶知安厚生病院整形外科主任部長の田辺明彦氏に聞く◆Vol.1うひゃあ、すごい取り組み!とさらに調べてみると世界中のスキーヤーがパウダースノーを求めて訪れる”Niseko”は、後志(しりべし)管内倶知安(くっちゃん)町とニセコ町にまたがる国際的スノーリゾート。
後志総合振興局管内訪日外国人宿泊者数調査データによると、倶知安町とニセコ町を合わせた外国人観光客宿泊延数は、昨年度65万人を超えた。
地域の中核を担う医療機関は、JA北海道厚生連・倶知安厚生病院だ。
外国人外来延べ患者数は年間約1000人に上るという。
倶知安厚生病院整形外科主任部長・田辺明彦氏に、訪日外国人患者の特徴や対応のエピソードを聞いた。
(元の記事は、この下線部をタップすると読めます)
北海道では今年の4月に
「北海道における外国人患者受け入れに関する対応指針」[→Link]が定められていました。
外国から多くの方々がスノースポーツをしに来るエリアには
雪や、食べ物や、温泉や、おもてなしの心だけに止まらず
外国人に対応した医療体制も整備されていたのです。
おそるべし★ニセコ
おそるべし★北海道の体制
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あわてて
いわてスポーツコミッションの構成団体を確認してみました。
自治体、観光・経済団体、スポーツ関連団体、
福祉関係団体、トップスポーツチーム、大学、報道機関
があげられています。(詳しくはこの下線部をタップ)
ありゃぁ!
医療関係団体にも入ってもらわなくては!
スポーツは大きな力を持っているが、
他の分野の力を借りなければならないものでもあるのです。
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ラグビーワールドカップの開催まであと60日。
選手などのチーム関係者だけではなく、
観光を兼ねた応援の方々が、外国からたくさん岩手県にやってくるでしょう。
そのために
「医療・救護体制」がつくりあげられるわけですが
そのシステムが
国内外から
岩手のアウトドアアクティビティを楽しみに来る人たちにも改良されて適用されることが
ワールドカップ開催のレガシーとなります。
今がチャンスですね!
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◇ふぅ〜ん、そういう組織があるんですね。
それどれ、
あらやだ!?
◆なにがいやなの?
◇他人事のように!
hirafujiさん、コミッションの役員じゃないですか!
しっかりしてください。
今がチャンスでしょ!
◆ぎゃふん。