現在発売中の Sports Graphic Number 982号(2019年7月25日号)に
大友信彦さんの
「W杯直前に協会新体制発表。
日本
ラグビー、変革の道へ。」
と題した記事があります。
ネット上で記事冒頭が読めるようになっていて、こういう書き出しです。
「水を差すわけじゃないけど『一生に一度』はないと思う……」
6月29日、日本ラグビー協会の新会長に決まった森重隆氏が指摘したのは、W杯日本大会のキャッチコピーのことだった。
「それだと、2歳の子は、大きくなってラグビーが好きになってもW杯は二度と来ないことになる。それはないだろ(笑)。
それより今回のW杯でラグビーの面白さを多くの人に知っていただき、競技人口も増えて日本代表も強くなって、いつか日本がニュージーランドや世界の強豪と優勝を争うようなW杯をやる、何十年かかるか分からないけど、そんな目標を持ってね。ファンの皆さんと同じ夢に向かって突き進みたい」
(原文は、この下線部をタップすると、読めます。)
読んでいただいた方はご記憶にあるかもしれませんが、
岩手スポーツマガジン スタンダード 61号(2019年3・4月号)の
私の連載コラム「がんばろう!岩手のスポーツ」の題名は
「4年に一度じゃない」でした。
結びの3段落はこうです。
でも、気になることがあるのです。「4年に一度じゃない。一生に一度だ。」というラグビーワールドカップのキャッチコピーです。岩手県の実行委員会は開催の意義を「岩手・釜石開催は、さまざまなレガシーを次世代の子どもたちへ継承し、地域の一層の発展へと繋げていく大きな役割を担っています」と示しています。キャッチコピーの意味は十分に理解しているのですが、レガシーを次世代につなぐ目的なのに「一生に一度」の表現が気になります。
写真のように元気いっぱいの子どもにとっても、ゴールデン・スポーツイヤーズの3年だけが「一生に一度」だったら大変です。その後にもスポーツが素敵な日本を作り続けることを願って、私だけのキャッチコピーを決めました。
4年に一度じゃない。一生に一度でもない。
その先、毎日だ。
(強調は、平藤。この下線部をタップすると全文が読めます。)
畏れながら、
日本ラグビーフットボール協会の新会長・森重隆さんと、この私は、
同じことを言っているのだと考えられます。
さあ、
決
勝戦の次の日・11月3日にどうなっていることを願っていたのかを、
もう一度、
確認してみましょうね。
***
もしかして、
森新会長は、スタンダードを読んでいるのか?(笑)
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