7月17日の盛岡タイムスをご覧になりましたか。
■登山者とトレラン 山を敬い共存なるか ブーム受けあつれき生じ マナー、ルールの順守啓発を
という見出しの記事で、書き出しはこうです
山道や林道を駆け抜けてタイムを競うスポーツ、トレイルランニング(通称トレラン)がブームになりつつある。
若年層を中心とするランナーの増加を受けて、地域おこしとして大会を開く自治体も多い。
一方で、
「接触すると危険」「自然が荒らされる」といった声が登山者などから上がっている。
山道の一本道をランナーと登山者で共有し、山の環境を守るには、
大会運営者がマナーの順守、山への敬意を、ランナーに啓発する必要がある。(飯森歩)
(記事はこの下線部をタップ、リンク切れ用心pdfは、ここ)
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4月に私はこのブログで
「山はどう使われているのだろう?」という記事を書き
こうむすんでいます。
つまり、
全国3番目の面積を誇る岩手県の山地は
林業生産が主目的で使われており、生産量は全国5位。
しかし、
レジャーやスポーツを見ると
リフトやゴンドラに乗って山で遊んだ人は全国11位
全国に誇れる自然環境を生かしたトレイルランニングの開催数は全国43位
スポーツツーリズムなどというと
どうしても
競技・練習施設や宿泊施設の状況に目が行ってしまいがちですが、
山地や自然が売り物の私たちは
その前に、あるいは、それと並行して
売り物を生かすことを考えるべきです。
お手本は長野県、北海道、新潟県。
がんばりますよ。がんばりましょうね!
(元の記事は、この下線部をタップすると読めます)
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実は、
トレイルランナーと登山者の共存や
自然環境への負荷については何も考えずに
「山を使って、それやれ!それやれ!」と、はやし立てていたのです。
お恥ずかしい。
そして、
登山と
トレイルランニングの共存などの仕組みづくり・ルール作りは、
県が音頭をとって、オール岩手の機関団体でつくっている
「いわてスポーツコミッション」が担うことが合理的なような気もしています。
いずれにせよ、考えるきっかけをいただきました。
売り物を売りやすくする仕組み作りですね。
がんばりますよ、がんばりましょうね!
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国土交通省の通知
「国立公園内における
トレイルランニング大会等の取扱いについて」は
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