がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

スポーツ医・科学研修会/反射の我慢

三連休はいかがでしたか。

Another Patiently Athletes.

I realized it at Sports Medical and Science Seminar on yesterday.

連休最終日・昨日のお昼頃の盛岡駅は、

成人式帰りの子どもを送るお父さん、お母さん、

連休で遊びにきていた孫を送るおじいちゃん、おばあちゃんで

結構、混雑していました。

お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、

お疲れさまでした。

そんな風景を横目に、

盛岡駅西口のいわて県民情報交流センター(アイーナ)に。

平成30年度岩手県体育協会「スポーツ医・科学研修会」の主催者でした。

目的は

スポーツ活動を実践している人達の健康管理やスポーツによる外傷・障がいに対する予防や治療、

そして、国民体育大会参加選手をサメ[トするメディカルスタッフのレベルアップを図るため、

スポーツ医学の研究、教育、普及活動にあたる医師やアスレティックトレーナー、メディカルスタッフ等を対象に研修会を開催する。

というもので、

講演が次の4本でした。

ユースオリンピックにおける医・科学サメ[ト

 塚田美和子(岩手県文化スポーツ部スポーツ振興課)

■「競技力向上に向けて」口腔内のコンディショニング

 鈴木俊一(小鳥沢歯科クリニック院長/JSPO公認スポーツデンティスト)

障がい者スポーツとリハビリテーション

 西村行秀(岩手医科大学医学部リハビリテーション医学科教授)

■女子アスリートの支援に向けて

 百枝幹雄(聖路加国際病院女性総合診療部長・副院長)

自分が知らないことがたくさんあって、世の中にビックリ、自分にガッカリ…の半日でした。

気になる共通事項がありました。

歯科の鈴木先生

「指導者のお願い」の中に次のことを示していました。

●練習等で我慢強い選手ほど、歯の症状に関しても我慢強い可能性がある

→選手の学校歯科検診結果などを確認するのはどうですか

●むし歯も外傷で折れた歯も、元の状態には戻らない

→選手の一生を考えて、歯科的なケアのアドバイスをしてほしい

また、

婦人科の百枝先生は

アスリートの摂食障害の特徴として次のことをあげていました。

●強迫的な運動

:他者を喜ばせるために練習に励み、休むと罪悪感やアイデンティティ喪失感をもつ

●精神的、肉体的に強い

:顕在化した時には重症化しているが、治療への動機づけも強く改善は早い

我慢づよい→重症化」ということがお二人から示されています。

あれ、

もしかすると多くのアスリートは

なにかのストレスがかかると、とにかく我慢するような育て方をされてきているのかな…

ということは、

私たちがスポーツを通じて育ててきた「我慢」は

判断を備えてない、つまり「反射の我慢」だったのかなあ、

そんなはずはないのになあ…と愕然としたのでした。