今日、読み終わりました。
島田慎二さん(
千葉ジェッツ代表、Bリーグ
バイスチェアマン)の
「
千葉ジェッツの奇跡 〜Bリーグ集客ナンバー1クラブの秘密〜」
(2017,
KADOKAWA)
あ、背景はブックカバーにしていた、
カルディコーヒーファームのクリスマス包装紙。
ウキウキしますね。
さて、島田さんは
究極はやはり「ジェッツがあるから船橋に住みたい」「ジェッツの試合を見に行くのに近いから、船橋に引っ越したい」という人たちを一人でも多く増やすこと。ジェッツの試合を見た家族が、「今日の試合、面白かったねえ」と家族団欒の場で話題にしてくれる存在になるのが理想だ。地元の人たちの生活に入り込んでいくことが私たちの目指す「地域密着」であり、それをぜひとも実現していきたい。
というクラブの目標を持つと同時に、経営面からはこういうことをおっしゃっています。
当時の経営陣たちは、「好きなことを楽しくやり、日々自分たちの夢を追っているんだ。それをして何が悪いのか」という雰囲気を醸し出していた。
しかし会社を運営していくからには、まずは経営を安定させ、社員に給料をしっかりと支払うという責任を果たすことを最優先にしなくてはならない。また、地域とのかかわりを密にしながら会社やチームの社会的な価値を上げ、サメ[トを得られる体制を構築すべきなのだ。バスケットボールのクラブ運営は、これらをすべて行って、初めてビジネスとして成立する。
さらに、
私は何も、特別なことをしているのではない。よその業界では当たり前のことをバスケビジネスの世界に持ち込んだだけだ。
仕組みは実に単純だ。人は、評価されたら嬉しい。それがモチベーションとなり、さらに頑張って働くようになる。さらに次の目標も達成すれば、社長に褒められ、給料も上がる。たったそれだけのことだが、働く人にとってこれほどハッピーなことはない。
こうした原理原則に目を向けず、「発給でも働いてくれるスタッフが見つかって、ラッキー」という意識をどこかで持ち続けている社長が存在するようなら問題だ。
バスケ界に限らず、その他のスポーツ界にも似たような傾向があるのではないだろうか。そこで働く人がどうしてそれを許してしまうかというと、やはりそのスポーツが持つ魅力に抗えないからだろう。「好きなことを職業にしている」という思いを見透かされ、経営者の甘えを許してしまうのだ。
「好きなことを楽しくやり、
日々自分たちの夢を追っているんだ。それをして何が悪いのか」
「特別なことをしているのではない。
よその業界では当たり前のことをバスケビジネスの世界に持ち込んだだけ」
私たちの周りでよく耳にするような気がします。
プロであれア
マチュアであれ、株式会社であれ非営利活動法人であれ、
組織運営は同様であるはすです。
心にグサグサと刺さってくると同時に、
心がメラメラと燃え上がるような二つの気持ちが、
この本を読み終わった、私には混在しているのです。
***
ところで、
島田慎二さんが盛岡で講演なさることをご存知でしたか?
プロバスケットボールB3の
岩手ビッグブルズが、こんな企画を発表しています。
(詳しくは、
この下線部をタップして岩手ビッグブルズのサイトへ)
演題も「地域におけるスポーツの価値」
聞かないわけにはゆきませんし、
地域の企業の皆さまと、
岩手ビッグブルズがコラボして、奇跡を起こすような気もしています。
ビッグブルズや会社経営、チーム運営に興味のある方も、
なんにも興味のない方も
奮ってご参加を!
先着100名、詳細・申し込みは
この下線部をタップ 。