Two changers, sports and brewing.
Sports Graphic Namber WEB に
3月30日付けでアップされていた記事をご紹介します。
池田純さんのコラム記事で
【NSBC補講I】 池田純のスポーツビジネス補講
みだしは
彼らは「改革」など望んでいなかった。
私はなぜラグビー協会を辞めるのか。
そして書き出しは
2018年3月23日をもって、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会特任理事、一般社団法人ジャパンエスアール理事を辞任いたしました。
この職に就いてからわずか11カ月での辞任となります。残念ながらこの決断をせざるをえなかった背景について、説明いたします。
池田さんの経歴などは
横浜DeNAベイスターズ初代代表取締役社長/ 日本サッカー協会Jリーグ特任理事/ 日本ラグビーフットボール協会特任理事/ Numberカレッジ学長/ 明治大学学長特任補佐兼スポーツアドミニストレーター/ 有限会社プラスJオーナー/ 大戸屋社外取締役/ リブセンス社外取締役/ さだまさしスーパーバイザー/
と
Twitterにあるとおり大活躍をなさっている方で、
このような本を出されている方ですので、
本当にびっくりし、残念な気持ちでいっぱいです。
コラムは
この下線部をタップすると読めますので、是非お読みいただきたいのですが、
この記述がショックです。
私がいくら改善策を提案しても、旧態依然とした考えに基づき物事が決まる世界では、どうにもできません。
力を発揮する場が与えられない以上、私には何もできません。
「変える」役割を全うさせてもらえないどころか、むしろ改革を阻まれてしまう世界では、私にはどうすることもできません。
もちろん、池田さんのコラムからの片側情報しかないので正しい判断ができているかどうかはわかりませんが、
池田さんが身をひいてしまった事実、
そして
その理由が旧態依然とした
ラグビー協会の考え方という、
二つの大きな残念を感じています。
***
同じ3月30日の盛岡タイムスの記事です。前後を略してご紹介します。
「酒造りは、
いろいろなことを考える時間が必要だし、
集中力がなければ、おいしい酒は造れない。
それに一人では決してできない」。
酒造の根本に立ち返り、職場環境の改善に着手。
任せられる作業は機械に任せ、従業員の勤務も週休2日のシフト制で、定時退社できるようにした。
その代わり、科学的なデータに基づいて品質管理を徹底。
特に「搾り」や「火入れ」、「瓶詰め」のタイミングと衛生には、とことんこだわり、
瓶詰め後も5度に設定した貯蔵庫で保管する。
社員にも自信と誇りが生まれ、全員が一つの方向を見て仕事ができる空気が高まった。
(盛岡タイムス2018/03/30
原本はこの下線部をタップ
リンク切れ用心のpdfファイルはこの下線部をタップ)
今年の
岩手県新酒品評会の第一部(
吟醸酒)、第二部(
純米酒)の首位を独占した
赤武酒造の
杜氏(とうじ)、古舘龍之介さん(26歳、赤武酒造6代目)を取材した記事です。
お酒造りというと、
冬の寒い日に半裸の男の人たちが、もうもうと湯気の上がる作業場で夜を徹して作業をしている…というイメージがありますが、
古舘さんは、週休二日・定時退社で
岩手県トップのお酒を作り出しているわけです。
赤武酒造は
岩手県の
大槌町にあった酒蔵で、
7年前の
東日本大震災津波で流されてしまいました。
大槌町への再建ができず、今は、
盛岡市で「復興蔵」としてお酒を造っています。
そのようなきっかけもあったのでしょうが、
父親で5代目の古舘秀峰社長(53)や平均年齢31歳という若い社員とともに「日々進化する酒造り」に挑む
という会社全体のスピリットがもたらした最高賞でしょう。
【盛岡タイムスから:若手社員たちと力を合わせ
挑戦を続ける杜氏の古舘龍之介さん。
手にする「AKABU」は渾身の作】
変えたくても変えられなかった記事と
変えようとして変えた記事を
平成29年度の最後の金曜日に、同時に目にしました。
さあ、30年度もスタートしました。
私たちは、来年の3月29日の金曜日までに、何をどう変えているのでしょうか。
がんばりますよ、がんばりましょうね。
***
実は、私は、
昨年9月に
「いわてとワタシゴト展」というイベントで
古舘龍之介さんのお話を聞いています。
その時も衝撃を受けて、
ブログ記事にしていたたのですが(
この下線部をタップすると読めます)
それから、
7ヶ月ほどたって、また同じ衝撃を受けているのです。
旧態依然…ってこのことじゃないの!
と焦っています。