がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

おもてなし とは

昨日・11月22日は、私は仕事がお休みの日でした。

とても気になるイベントがあったので

休みを使って

2011年の東日本大震災津波で大きな被害を受けた

岩手県陸前高田市に行ってきました。

【昨日のシンャWウムを報じる岩手日報記事】

■気になる その1

主催者の名前が気になる

三陸気仙広域連携スポーツ特区準備協議会第2回シンャWウム」

4月末に発足した協議会が主催するシンャWウムです。

協議会に関しては「ゆめネットおおふなと復興ニュース」→この下線部をタップ に詳しいので、ご覧いただきたいのですが、

広域連携スポーツ特区 という言葉にぐいぐいと心惹かれたのです。

■気になる その2

溝畑宏さんの講演が気になる

シンャWウムの基調講演は

観光庁長官で大阪観光局理事長である

溝畑宏さんの

三陸から世界へ! 夢のチャレンジ! Stay hunngry Stay foolish」

2012年7月に

『岩手ソーシャルビジネススクール公開講座 溝畑 宏氏「地域活性化の明日を拓く!』

という講演を盛岡市で聞いています。

私のブログで、その時のことをこう書いています。

観光庁長官の溝畑宏さんの講演を聞きにゆきました。

内容は、

観光による地域振興、そのための地域資源のブラッシュアップと地域のブランディング、そして、そのツールとしてのスポーツの大きな可能性!…と、私は聞いてきました。

(元の記事はこの下線部をタップすると読めます)

さらに、

この6月に盛岡で行われた

『爆走社長の天国と地獄 大分トリニータVS溝畑宏』の著者

木村元彦さんによるトークショー&サイン会

にまで行ってきた私は(その時の私のブログ記事がこの下線部をタップすると読めます)

なんとしても聞きに行きたかったのです。

■気になる その3

会場が気になる

会場は、陸前高田市コミュニティーホール

ご存知かと思いますが

陸前高田市東京オリンピックパラリンピック関連の「復興ありがとうホストタウン(第一次)自治体」に

シンガメ[ルを相手国として指定されました。

受けたご支援は

内閣府の資料にこうあります。

・シンガメ[ル赤十字社より、「陸前高田市コミュニティホール」の建設費用の支援。

収容人数380名の最大のホールは、シンガメ[ルへの感謝と友好関係に因んで「シンガメ[ルホール」と名付けられ、

2015年5月の利用開始以降、2017年9月までの利用者数は合計219,310名となっており、講演会やコンサートなど様々な用途で広く市民に有効活用されている。

内閣府の資料はこの下線部をタップすると見られます)

実際の会場はシンガメ[ルホールの向かいの、別の会議室でしたが、

これは足を運ばずにはいられません。

【コミュニティーホールのシンガメ[ルへの謝意を示すプレート】

内容は、期待を上回る充実したもので

とても勉強になり

大きくインスパイアされて帰ってきました。

無料でこのようなイベントを開催してくださった

関係の皆さまに心より感謝申し上げます。

***

やっと本題。

陸前高田市には、今年は、昨日まで、私は行っていません。

今年4月に

「アバッセたかた」という市立図書館と商業施設からなる大型複合商業施設がオープンしています。

(詳しくはこの下線部をタップしてアバッセたかた のサイトへ)

よらないわけにはゆきません。

そこでお昼を食べないわけにもゆきません。

お土産もアバッセで買う以外の選択はありません。

ということで

かもめの玉子」で有名な大船渡に工場がある「さいとう製菓」のお店でお土産を調達しました。

(さいとう製菓の詳細はこの下線部をタップ

ほらこんなに。

ショーケースを見ながら

これと、これと、これと、これと…と注文し

お勘定を済ませると

お店女性店員が

ニコニコしながら

(はい、おまけです!)

と草餅を一個、袋に入れてくださいました。

とてもうれしくて

(お菓子は、またここで買わなくちゃ!)と思ったのです。

***

溝畑さんの講演の中に

「おもてなし」のお話がありました。

「おもてなし」とは

自分の幸せをおすそ分けしてあげること

とおっしゃたと、私は聞きました。

その時に

お菓子屋さんの「おまけ」のことが思い浮かんだのです。

私は

セットになったお菓子ではなく

見かけやネーミングや、

それらから想像されるであろう被災地のことを思い浮かべながら

一つ一つえらんでから注文しました。

ずいぶん長い間、ショーケースの前をウロウロしていたと思います。

お姉さんには、怪しく見えたと思います。

でも、注文を受けて

全力で選択したお菓子だと思ったのでしょうか、

それはそれは嬉しそうに

お菓子を取り出してくださいました。

お菓子が売れること

それをきっと、

おいしい、おいしいと食べてくれるであろうこと…

お菓子屋さんに勤めている人は

きっと、そういうことを幸せと感じる方々に決まっています。

その幸せを

「おまけ」に託して

「おすそ分け」してくださったんだろうなぁ…と勝手に思ったのです。

自分はスポーツに来た人を見て

(ああ、幸せだ)と思っているだろうか

そして

(この幸せを、来た人におすそ分けして「おもてなし」してあげよう)としているだろうか、と、

かなり不安になったのです。

スポーツツーリズムは

そこに住んでいる人たちが、幸せにスポーツをしていないと成り立たないわけです。

忘れてはいけない最も大切なことを教えてくださった

さいとう製菓の店員さんと溝畑宏先生でした。

まだまだありますが、今日はこの辺で。

***

◇ははははは、渾身の菓子選び!

◆菓子選びで、相手をいい気持ちにしてあげたんだze!

◇はいはい。

 大切なお菓子を外しましたよ。

◆えっ!?

 かもめの玉子

 チョコ仕上げの「かもめのショコらん」で代用したよ。

◇調べましたか、今月のお菓子を

◆あっ!

◇さいとう製菓の今月の月菓子は

 「いもようかん」ですよ!

 お姉さんは、

 いもようかんをチラチラ見てませんでしたか

◆うっ!?

 そういえば…

◇ツメの甘い人!

◆ははははは、

 お菓子だけに、甘い、ってか?

◇ばぁ〜か。