日曜日・9月3日のお話です。
importance of considering "story of them".
from talk show of Sunday.
土曜日に引き続き、
『いわての「はたらく」が見える!集まる!』というキャッチコピーの
『いわてとワタシゴト展』に行ってきました。
午後のトークショーに興味があったのです。
チラシにはこうありました。
Talk1 「岩手の裂き織りでつながる」2017年6月、
大手総合スポーツ用品メーカー アシックスによるシューズブランド「オニツカタイガー」から、
岩手の伝統工戟u裂き織り」を使った限定モデルが発売された。
盛岡を拠点とする裂き織りブランド「さんさ裂き織り工房」とのコラボレーションにより生まれたこのアイテムを真ん中に、生み出した2人が語るエピソードとは?
【トークショーの様子。裂き織り工房・幸呼来Japanの石頭さん(左)と
アシックスの平山さん(右)。中央がコラボモデルのシューズ】
裂き織りを靴に加工することは、
そう簡単ではないのだそうです。
織物素材の加工方法、少量生産ということで生産ラインには乗せられず、
難しい加工が必要なほぼ手作り品なのだそうです。
外国の工場で作っていて
生産スタッフは嫌がっるのだそうですが、
「生地のストーリー」を工員に説明すると
一生懸命につくってくれるのだそうです。
生地のストーリーは「盛岡経済新聞」というサイトから引きます。
裂き織は東北地方に江戸時代から伝わる技術で、なるほどと思いました。古くなった布や浴衣などを細く裂いて横糸として使い、
織り機を使って織り込んでいく。
ほとんどの工程が人の手で行われ、
工房では現在21人が各工程に分かれて裂き織と完成した生地を使った小物作りに取り組んでいる。
〈略〉
工房では障がい者の雇用にも力を入れ、多くの障がい者が裂き織職人として携わっている。
石頭さんは
「裂き織の技術とともに、
障がいを持つ方が健常者と変わらないということ、
働ける場所や方法があることも伝えたい。
この靴を通して、
海外でも裂き織が日本語の表現のまま
有名になればうれしい」と意気込む。
(元の記事は、この下線部をタップ)
***
もう一つのトークショーはこういうなかみでした。
Talk2「岩手の酒でつながる」造り酒屋のお二人と、飲食店の方の3人が登壇したのですが、県内の酒蔵では、こだわり抜かれたさまざまな酒が造られ、
その名を全国に知らしめています。
酒を造り、届け、そして誰よりも楽しむ!
「岩手の酒」 でつながる3人によるエピソードトーク。
飲食店の方がこうおっしゃいました。
お酒をお客さまに提供するためにはあれれれれ、造り酒屋の方々がどんな気持ちでお酒を造っているかということを知ることが必要です。
でも、
私はそこにとどまっていてはいけないと考えています。
お酒になるコメをつくっている農家の方、
料理として使う野菜をつくっている農家の方、
そういう方々のお話も、直接、お聞きして、
その思いを伝えながらお酒や料理を提供すべきだと考えています。
これも「生地のストーリー」なんですよね。
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アシックスの平山さんは
スポーツライフスタイル事業部に所属しているとおっしゃっていました。
恥ずかしながら、
スポーツ用品メーカーは、
シューズとかウエアとかボールとかラケットとか商品カテゴリー別に事業が展開されていると思っていたのです。
調べてみると
アシックスでは
「アスレティックスポーツ」「スポーツライフスタイル」「健康志向」の三つの視点からの事業展開をしているようです。
(アシックスのサイトから→この下線部をタップすると読めます)
つまり
「する人の気持ち」からアプローチしているのです。
スポーツに近づいてくる人は
全ての人が「アスレティックスポーツ」のマインドを持って近づいてきているとは限らないのです。
自分は、
スポーツに近づこうとしている人を見る時に、
このような視点では見ずに、
「アスレティックスポーツ」に対して、適性がある人なのか、可能性がある人なのかという視点で見てきたことに気がつきました。
つまり
「生地のストーリー」見ていなかったということです。
気をつけます、気をつけましょうね。
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ほかの人のお話を聞くと、いろいろな事に気づくことができます。
楽しいですよね。
***備忘メモ***
・創業者の理念を社員がプレゼンの中で語る会社がある…すごい
・800mの生地を納品する能力はないので、他の作業所に部分外注…頼ること
・ヨーロッパの方が化学物質に対する記載水準が高い…逆だと思っていた
・2019年、2020年は日本酒の海外進出のチャンス…なるほど
・これまである時期は徹夜でやっていた酒造りだが、昨シーズンから8時〜5時・週休二日でやっている。できる…思い込みを疑おう
・どの人も、この会社・団体にいてよかったなあ、この仕事についてよかったなあと思っている…どの人も、スポーツしていてよかったなあと思っているだろうか。