がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

発動機とスポーツ

昨日、家の近所で見かけたアジサイです。

同じ株なのに、色の違う花が咲いていて

きれいで、不思議です。

***

ずっと前に

体育協会などのいわゆるスポーツ団体が扱う「スポーツ」には

原動機、つまり、エンジンやモーターを使う「スポーツ」、

具体的には

自動車やオートバイやスノーモービルやモーターボートは含まれていないのだ…教えられ

(なるほど、そうだな)

と、今日の午前中まで、なんとも思わずにいたのです。

しかし、

今日、職場で回ってきた

スポーツ庁が各都道府県教育委員会などにあてた

『「児童生徒のオリンピック・パラリンピック競技大会等への参加について(通知)」等に関する周知及び留意事項について』

という文書の写しをみて

愕然としてしまいました。

Q&Aに、こんな表記があったのです。

スポーツは生身の体から出す力を競うもの…と教えられて40年あまり。

挙ケや射撃のように、

用具をコントロールして矢や弾を思うところに移動させたり

馬術競技のように

動物を御して思うように動かしたり

アルペンスキーやヨットのように

重力や風力を利用して自分が移動したりすることも

そのころから

「スポーツ」だったのに

エンジンは違うよ…と教えられたことを、まったく疑わなかったことを恥じています。

アジサイ

何色の花が咲いてもアジサイなのにね、

それどころか、

改良をして、どんどん品種を増やしているのに、と。

***

通知文は

この下線部をタップして東京都生活文化局私学部のサイトに行くとみられます。

こんな記述もあったりします。

抜粋します。

 ○○という競技については、近隣の市町村や学校ではほとんど行われておらず、学校部活動で行われている競技以外の競技について出席扱いを認めた前例もないため、「地域性」や「前例」を理由に申出をお断りしようと思います。問題ありませんか。

 校長は、このような申し出があった場合、「地域性」や「前例」を理由とせず、通知の定める取扱いに従って、競技の種類の如何に関わらず、各種競技大会等への出場が教育上有意義であるかどうかを個別具体的に判断する必要があります。

思考を行わないためのツールとして

「地域性」「前例」を使ってしまっていないだろうか、自分。