がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

岩手発で日本初

一昨日・6月24日の土曜日に

岩手県体育協会のスポーツドクター研修会が行われました。

日本体育協会が行う

足かけ3年にわたる研修を受け

「スポーツドクター」と公認された先生方を対象とした研修会です。

2つの講義です

一つは

「希望郷いわて国体医療・救護実績報告」と題して

岩手県体育協会スポーツ医・科学委員会委員長の

菅義行先生がなさいましたし

もう一つは

「スポーツ脳震盪について」と題した講義が

岩手医科大学岩手県高度救急救命センターの

小守林靖一先生がなさいました。

あ、私は、

主催者としての県体育協会の立場で出席していましたが、

専門的な知識が乏しい私でも

(なるほど大切なことだよなあ…)

ということがたくさん出てきて、

いろいろと考えることが出来ました。

【菅先生の講義です】

さて本題。

写真では見づらいでしょうが、

医療・救護に関係する要項・要領・計画について説明しているスライドの一部に下線が引いてあります。

下から2段目の

「医療救護要項(改正)」の部分です。

これは、

上から2段目の26年2月に一度つくったものを半年たって変更したもので

救護班の編成に

歯科医師」と「アスレティックトレーナー」を追加したものです。

お聞きすると、

これまで各都道府県がずっと踏襲してきた救護班編成の

不都合に気がついて、

岩手県がなおし

国民体育大会の主催者である日本体育協会が承認したものだそうです。

岩手発で日本初 なのです。

全国各地から国民体育大会に参加する

選手や役員やお客さまの

安全・健康を守るために必要な、組織の機能向上を

岩手県から発信したということです。

すばらしいことだと思います。

今後の国民体育大会のお手本となるシステムが残るということは、

もちろんすごいのですが、

岩手県がシステムを変える力をつけているとことがもっとすごいと考えます。

大きな財産です。

この件に限らず、

多くの分野で、

希望郷いわて国体・希望郷いわて大会を経て身につけた財産が

たくさんあるんだろうなあとうれしい気持ちです。

素晴らしいレガシーの1つです。