今日は、こどもの日。
何の関係もないのですが、
岩手県軽米町でチューリップを見て、
さらに、
寺山修司の記念館に寄ってきました。
【軽米町フォリストパークのチューリップは、風車がバック】
さて、
昨日、5月4日は
寺山修司の命日・修司忌で
記念館では様々な催しが行われていました。
たとえば、句碑には、こんなに花が献げられていました。
ビックリハウスの萩原朔実
の
天井桟敷ラインが大好きな私ですが、
わざわざ、昨日、行くほどのファンではありませんし、
実は、
それほど、知識も考えも持ち合わせていませんので、
昨日には、こだわっていませんでした。
でも、
次の日の今日、行くことができてよかったなあと、感じています。
***
命日が、俳句や短歌の季語になっている人たちが、たくさんいらっしゃいます。
寺山修司の「修司忌」も春の季語。
こんな俳句があります。
屋根裏に吊るす玉葱修司の忌
(大倉郁子「対岸の花」2002)
でも、私には、この俳句が、何だか、よくわからないのです。
映像は思い浮かぶのですが、
意味するところや、心の動きがわからないのです。
(困ったなあ)
といろいろ、調べていると、
吊るされて玉葱芽ぐむ納屋ふかくツルゲエネフを初めて読みき
という
寺山修司の短歌が下敷きになっている俳句だろうという解説を
清水哲男さんという方がなさっているネット記事を発見しました。
(ああ、なるほどね)
と、納得したような気持ちになっています。
そして、
故人の作品の情景をお借りして、短歌や俳句を作ることの面白さにも興味を持ったのです。
なお、
清水さんの記事は
この下線部をタップすると、読めますので是非、お読みください。
振り返って、
自分は、
清水さんの解説のような、
スポーツに興味を持っていただける文章を
書いているのだろうか、
書くことができるのだろうか、
書く気持ちを持っているのだろうか、
と、ぶるぶると震えてしまいました。
1日遅れたのですが、
記念となる、修司の忌、にします。
*****
便所より青空見えて啄木忌
(解説はこの下線部をタップ)