がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

紅白桜餅と総合開会式

昨日・4月14日に

私、

表彰されてまいりました。

平成28年岩手県高等学校体育連盟

 功労者表彰」

という表彰で

功労者の一覧表には、こうあります。

高体連副会長、常務理事、カヌー専門部部長、ラグビー専門部副部長、ホッケー専門部副部長として永年にわたり本連盟の育成発展に寄与した。

高体連副会長 平成26年

 常務理事 平成9年〜16年

 カヌー専門部部長、ラグビー・ホッケー専門部副部長 平成26年〜28年)

皆さまのおかげでございます。

心より感謝申しあげます。

今朝の岩手県の新聞・岩手日報にも掲載されていました。

新聞と賞状(木製です!)をご披露いたします。

皆さま、本当にありがとうございました。

あ、賞状の手前のもの?ですね。

お祝いごとには

紅白まんじゅう、紅白の大福がつきものだと私は思いっているのですが、

昨日は、

ついてきませんでいた。

(でも、お昼をごちそうしていただきました)

帰ってきてから、

近くのデパートに行きましたが、

饅頭も大福も売っていません。

あきらめて帰ろうとした時、

この

「紅白桜餅」が目に飛び込んできたのです。

買わないわけにはゆきません。

春に表彰していただいてよかったなあ…。

***

その、岩手県高等学校体育連盟に関する記事が

今朝の岩手日報の一面に掲載されています。

「県高校総体の総合開会式を

 70回記念の2018年度大会を最後に廃止する方向で

 検討していることを明らかにした」

という内容です。

ネット版にも

■高総体開会式に廃止案 県高体連が検討

この下線部をタップすると記事に飛びます)

■応援晴れ舞台残して 県高総体開会式廃止案に生徒ら

(こちらも、この下線部タップで記事に)

という二つの記事を掲載しています。

(リンク切れ用心のpdf→ここにあります)

私は

2005年に

このブログで

こういうことを書いています。ぬき出します。

(現在の見解は違います。引用の後に書きます)

***

12月30日付の岩手日報朝刊に「県教委の多忙化問題検討委員会」が教職員の多忙化解消のための提言をまとめたという記事があった

その中に県高校総体の総合開会式についての記述がある

◆部活動指導の改善では「高校総体、高総文祭の開会式の簡素化、縮小を含めて改善」を長期的に取り組むべきこととした。

◆理由として「大きな感動と感銘を与えてきたが、事務局担当の学校では通常業務への影響が大きい。開催地から遠距離の高校の負担も重い」と指摘。「各競技、専門部ごとに行う開会式への移行」を提案している。

多くの方はご存じないか、もう忘れられてしまった方も多いと思うので、県高校総体総合開会式の概要をまずお知らせしたい

【歴史的背景】

◇1949年の第1回大会から、2005年の57回大会まで、ずっと総合開会式が行われていた

◇その会場は、第9回までは、花巻・水沢・盛岡・釜石・宮古の会場で行われていた

◇1958年第10回大会から盛岡市の県営グランド(今の岩手大学グランド)に固定した

◇また、第10回から各校応援団も参加している。その輸送方法は貸切バス

◇1967年第19回大会から現在の県営運動公園(みたけ)に会場を移した

◇1968年第20回大会からは応援団輸送に国鉄臨時列車も加えられた

◇1998年・99年はインターハイ開催の関係で北上市に会場を移し実施

◇2000年からは、盛岡・北上の交互開催となっている

◇なお、2003年北上会場から、八戸新幹線開通などに伴う在来線車両の不足により、北上開催時は新幹線も加えられ輸送している

【参加者】

◇参加者は、高校総体に参加する選手の一部と、通常は1年生全員が応援団として参加

◇52回から56回の5回平均参加者は

▽概ね、役員150人・補助員(高校生)1,300人・スタンドでの応援団16,500人

▽行進選手等を含めれば、大雑把に2万人のイベントということになる

【経費】

◇総合開会式の運営にかかる経費はすべて県高校体育連盟が負担(52回〜56回平均は概ね280万円)

◇応援団の移動経費は参加者個人負担となっている

【準備】

◇開会式に関する会議などは開会式当日を含め5回程度

以上が概要である

提言によれば

◆「感動と感銘を与えてきた」事業であると評価しながら

◆「通常業務への影響が大きい」ことと「参加者の経費」がかかることを理由とし、「簡素化・縮小」を検討すべきであるとしている

ここから、私の考えを述べます

間違っているかもしれませんのでご批判を

個人的には、開会式に立ち会った数回の経験から、「担当者の負担」「参加者の経費負担」を上回る意義があると信じています。(根拠は示せませんが)

私は、この検討について意義を申しはさむ立場にはありませんが、ただ、お願いしたいのは、「子どもたちに与える影響=開催の意義」を評価していただき、それが継続に値するものであるか否かを視点として検討していただきたいと考えます

意義が認められない時には、即時廃止でかまいませんが、私を含めて、考えが異なる方々がいると思いますので、説明責任を果たす根拠は示されなければならないでしょう(なお、継続の時もアカウンタビリティーは生じます)

継続すべき意義があるが、現状では、多忙の原因となっているとしたならば、多忙の解決を図ることが先決でしょう

現在タブー視されている、人的手配なども考えられると思いますし、もっと効果的な方法も考えられるでしょう

それでも解決ができない時に、「背に腹は替えられぬ」(使い方正しいでしょうか?)簡素化・縮小が検討されるべきであると考えます

正しく検討された結果には、文句を言わずに従いますが、「忙しいから事業をやめる」が根底にある議論は勘弁して下さい

(元の記事はこの下線部をタップするとお読みいただけます。)

***

2005年と言えば

私は

盛岡第三高校に勤務しながら

岩手県高等学校体育連盟の事務局員=常務理事を8年も務めたのち、

学校を離れて

岩手県体育協会の業務課長になった、初めの年です。

スポーツ・体育ど真ん中…を過ごしていた時です。

高校体育連盟の最後の4年間は事務局長でしたので

総合開会式の運営の中心。

そのころの回答は、こうなるでしょう。

そして、

その主張は、その立場、その観点から正しいのです。

でも、

その後、

教育委員会事務局でも、学校現場でも、管理職などを経験し

立ち位置と、見方が変化しています。

以前と比べると

高いレイヤーから物ごとが見られるようになったのです。

スポーツに関わる、生徒や学校やご家族や地域の方々、

そして、

スポーツに関わらない、生徒や学校やご家族や地域の方々…

に接した経験を積んだ私は、

次の二つの理由で

岩手県高等学校体育連盟の案に賛成します。

一つは、

70年間続いてきた行事を見直そうとする姿勢を尊重したいこと

もう一つは、

運営実態、参加実態から、生徒・教員職員の負担が大きすぎると捉えられること

なお、

決して、意義のない行事であるとはとらえておらず、

なくなることは残念な事ですが、

総合開会式の取りやめを前提とした検討は

行われるべきです。

皆さまも、一度、考えてみてくださいませ。