がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

応援団長と生徒指揮者

平成28年7月19日の

岩手県盛岡市岩手県営野球場での写真です。

第98回全国高等学校野球選手権岩手大会4回戦

不来方高校盛岡大学附属高校の試合の

3塁側・不来方高校応援席の様子です。

不来方高校

この試合が、事実上の決勝戦!(勝ったほうが甲子園に行くだろう)

と見て

全校応援を行いましたが、

力およばず、

0≠Uで敗れてしまいました。残念。

なお、

岩手県大会を制したのは、盛岡大学附属高校。

やっぱり、事実上の決勝戦、でしたね。

冗談はさておき、

写真を、もう一度、ご覧ください。

右の、

紫のはっぴを着てメガホンを持っているのが

応援団長。

左の、

ブルーのTシャツを着て、指揮棒を振っているのが

ブラスバンドの生徒指揮者。

応援団長は、しかめっ面。

生徒指揮者は、ニコニコ笑顔。

どうお感じになりますか、皆さん。

***

少し前までは、

選手が真剣勝負をしているのに、歯を見せたり、ニヤケたりしてはいけない…

と考えていました。

でも最近は、

合唱や吹奏楽の指揮者が、笑顔で本当に楽しそうに指揮をしているのをみると、

こっちが本当なのかもしれない…

と思うようになりました。

スポーツでは、

コーチが、試合中に大声を上げたり、叱責したりする場面が

過去には、よく、ありました。

音楽や演劇などの場面では、

本番で、そのようなことをする人は、どこでも見たことがありません。

スポーツと件pは、そもそも違うのだから…と言ってしまえば、それで終わりです。

一般生徒を指揮するのと、

いつも一緒にいる吹奏楽部員を指揮するのでは

大きく内容が異なっていますので、

比べることが難しいことは重々承知、

応援団長も生徒指揮者も、一生懸命にやってくれていることは理解し、

尊敬もしていますが、

最近、

私は、ニコニコしながら、ものごとを進めてゆく人が好ましく感じています。

年をとったということでしょうか。

***

私は、

今年の3月になるまで、

全国高等学校総合文化祭の「美術・工剣薄蛛vでは、何が行われているのかを、

恥ずかしながら

知りませんでした。

上手に作品を作った人が、ごほうびで、展覧会を見てくるんだろう…と思いこんでいました。

全く違う、すばらしいことが行われていたのです。

以前の私を恥じています。

応援団長も指揮者も、私はしたことが無いので、

それぞれの「表情」には、

もっと違う意味があるのかも知れません。

知らないということ、

知ろうとしないこと、

そして

知っていると思い込んでいること…とても危ないことです。

*****

全国高校総合文化祭で行われている

「全く違う、素晴らしいこと」は、

今日、

不来方高校だより」ブログでお知らせしました。

この下線部クリックでお読みいただけますが、

念のため、丸写し。

★★丸写し開始★★

第40回全国高等学校総合文化祭(2016ひろしま総文)は

明日・7月30日から、広島県で開幕します。

今朝・7月29日の岩手県の地元紙・岩手日報には

その特集記事が載っていて、

岩手県からの参加者400名の氏名や

それぞれの部門の「展望」がまとめられています。

岩手県不来方(こずかた)高校からは

美術工剣薄蛯ノ

 立木 希さん(件p学系3年、平面)と

 村上涼香さん(件p学系3年、立体)の2名

また、

弁論部門には

 及川智香さん(外国語学系3年)の

合計3名の生徒が参加します。

さて、

囲碁や将棋や弁論や日本音楽や郷土券\などの部門では

どのようなことが行われるのかは、容易に想像できますが、

美術工剣薄蛯ナは、いったいどんなことをしているのだろうか…

お思いになりますよね。

説明します。

昨年度の

不来方高校の生徒会誌「翔鶴」に

全国総合文化祭特集があり、

美術工剣薄蛯ノ参加した生徒が、このようなことを書き残しています。

二人の文を抜粋します。

■生徒その1

(略)その後生徒交流会があり、十六人程度で一枚の絵画について気づいた事を発言し対話をしながら解釈を深め合いました。十六人の中には作者が紛れていて、最後には直接作品の意図を聞く事ができました。全国から集まった美術を楽しむ高校生と突然お話をする事にはかなり緊張しましたが、一枚の件p作品によって繋がれたコミュニケーションの力を感じ、活発に意見交換を行うことができました、自分の感じた事を自由に相手に伝え、また自分に無かった相手の意見も取り入れ共有することはとても楽しい活動でした。(略)

■生徒その2

(略)次に行われた「語りあう交流会」。(ずっと思っていたがこの○○あう○○会という名前の付け方、好きじゃない。)先程より少ない人数で、お互いの作品について意見を伝え合うというものだ。本当に良いと思っている事が伝わるように必死で言葉にした。これが一番楽しかった。他人と話すのがこんなにも楽しいとは…。

交流会が終わり、ようやくゆっくりと他の作品を鑑賞する時間ができた。全国から集まった作品を見てまず思ったのは「でかい」だった。作品自体の大きさもだが、完成度、クオリティー等すべてをひっくるめて「でかい」と思った。こんなにも凄い作品を同じ年齢の人間が作ったとは信じられなかった。自分の作品がとても小さく見えた。滑稽に見えた。ニワトリだけに。件pの作品はスポーツと違い、点数をつけられない。結局は他人からの評価次第なのであったが、それでも見てくれた人の一人でも私の作品を良いといってくれたらいいな、とか思いながら見ていた。(略)

単に、展覧会を観てくるということではありません。

参加した人は、さまざまなことを行い、大きな刺激を得て、帰ってくるのです。

不来方高校から参加する3人の生徒はもちろん

岩手県から、いやいや、全国各地から参加した高校生たちが、

大きく成長することを、心から期待しています。

【後ろが岩手日報

 上にのっているのが生徒会誌に載っている交流会の様子】

こういう背景があって、

私は、

全国高校総合体育大会と全国高校総合分化祭の「壮行式」のときに、

参加する生徒に「お願い」を二つ付け加えたのです。

�@全国の中の自分の位置を確認してきてほしい

�Aそして、帰ってきたならば、そのことを部員や同級や後輩に伝えてほしい

日本はまだまだ大きいのですze!

★★丸写し、終わり★★