私の勤めている
卒業生の絵画が、あちらこちらに飾られています。
件p棟の階段踊り場にも、
数点の絵画作品が飾られていますが、
今日の午後、とおりかかって、びっくりです。
午後2時20分が左
午後3時30分が右
そうなんです、
午後2時20分には、
8期生(平成9年度卒)韮澤朋広さんの「このくらい」という大きな作品の下の壁に
光の幾何学模様が浮き出ていたのです。
この場所は
私が丸2年、
春も夏も秋も冬も、午前も午後も、
晴れの日も雨の日も、
何度も通った場所です。
が、今日、初めて、この光の模様を目にしたのです。
***
こういうときは、普通は、天井を見ます。
私も、
そうしました。
が、その場所には、窓はありません。
どこからの光なのだろうかと
東西南北、上、下…と眺め回すと
光は斜め下の出入り口から射し込んで、
手すりの形を壁に残している
ということがわかりました。
でも、
お日様は、まだ高い位置にあります。
本当に不思議なので
出入り口ごしに外を見ると、な、な、なんと
駐車場にとめてある車のフロントガラスにはね返った光が
影をつくっていたのです。
***
この影は
もう二度と、見ることのできない影だと思います。
いろいろな条件が、重なったときに起きる現象でしょう。
こんな小さなことですが、
幸せな場面に立ち会った…という気持ちでいっぱいでした。
***
世の中には
たぶん、
こんなことがたくさんあるのでしょう。
条件が重なって、またとないチャンスをつくりだす…
ということです。
このような場面に立ち会うことのできる幸せ、があります。
ただ
一方で、
このような場面に立ち会った人がとらなければならない行動、
その責任もあるような気がします。
今、
私たちは
2016年の、希望郷いわて国体
2019年の、ラグビーワールドカップ釜石開催
2020年の、東京オリンピック
という
好機にたっています。
存分に、その幸せを感じ
存分に、その責任を果たさなければなりません。