昨日、
この3月で定年退職される先生の、最後の授業を参観する機会に恵まれました。
2年生の理数学系の2クラスを大教室に集めての授業です。
数学の授業ですが
「自分のいいとこ探し」から始まり、
それをどう他の人に伝えるのか…というテーマでした。
先生が最後に伝えたかったのは
ごちゃごちゃしたことを
たとえば
■経験したこと
■その経験で学んだこと
■そしてこれから学ばなければならないこと
というふうに、
きちんと分けて、他の人につたえようということです。
勉強になりました。
ありがとうございました。
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大教室を出ると
調理室がにぎやかです。
いい匂いもしています。
のぞいてみると、一年生がピザを焼いています。
とても楽しそうに
おいしそうなピザを焼いています。
ほとんどの人は、
一生で最後の「家庭科」の授業です。
先生の最後の授業を見た後に、
生徒の最後の授業を見たのです。
3月は「最後」がたくさんあります。
でも、
気がつかないままの「最後」が、たくさんあるような気がし始めました。
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私の家庭科の「最後」は、いつだったろう…
と考えてみましたが、わかりません。
小学校で、
ボタンのつけ方を教わった覚えがあるのですが
不確かです。
中学校では
男子は「技術」、女子が「家庭」という教科を別々にやっていました。
高校になると
女子が「家庭」を勉強しているときに、男子は「体育」をやっていました。
もしかすると、教科としては、習っていないのか…
と不安になって調べてみると
その当時の学習指導要領は
小学校5年と6年で家庭科を勉強することになっていました。
時代はかわっています。