「ちっちゃなギャラリー」には
時々、
粘土でつくった、小さな彫刻作品が展示されています。
だれが、あるいは、だれとだれが、あるいは、だれとだれとだれが、作っているのかはわかりません。
でも、
私は、とても楽しみにしています。
さて、
今日、11月13日は
これでした。
ネズミです、たぶん。
耳の「しわ」や、鼻の、ぶつぶつかげん、まできちんと作ってあります。
すごいでしょう。
あ、
大きさがわかりませんね。
この大きさ(小ささ?)です。
素晴らしいでしょう!
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気になったのです。
なんで、杖をついているのだろう…と。
もしかすると
杖のダジャレで「ツェ」…
「ツェねずみ」をあらわしているのか…
だとすれば、
自分を「弱いもの」と言い張って
「償(まど)うてください、償うてください」と言いつづけ、
友を失ってしまうことを、戒めているのか…
はたまた
「シンデレラ」の魔法使いが使う杖を持っていて
これを振れば、自分は白馬になるんだよ、と、将来を皆に暗示しているのか…
皆目、見当がつきません。
降参しようとしていましたが、
よく見ると
杖ではないようです。
棒は、手で持たれていません。
棒は、胸に刺さっているのです。
(あ、支え!?)
見れば、
確かに重心がずいぶん前にあります。
足だけでは、自立できないように感じます。
立たせるための支えが必要だったなんだな、
これは
つっかえ棒だったんだな、と、私は勝手に解釈しました。
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ということは
前に向かっているということ。
そして、
動き始め、動き続ければ、
つっかえ棒は、もはや、不要になるものであること、
に気がつきました。
なるほどね、
前に向かって、動き始めるよ、
つっかえ棒は、すぐに外してみせるよ
という動きを示唆した、
ねずみの彫刻なんですね、これは。
おそれいりました!
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