このたび、
とうとう、すべてのアナからクダにカメラを入れることを達成しました。
全管達成です。
先月末に
冬から、時々、調子が悪くなるところを診てもらった時に、
かかりつけの内科の先生に
(この薬で、うまく行かなかったら、耳鼻科にいって診てもらってね)
といわれていたのですが、
果たして、
うまく行かなかったのです。
で、
耳鼻科に。
***
先生に、かくかくしかじか、と説明すると、
はい、じゃあ鼻を見せてください
…えっ、鼻じゃないんだけど
ああ、問題ありませんね、結構ですね
(と、両鼻の穴にスプレーをする)
…な、な、なんだ!?
じゃあ、舌、出して
…えっ、舌でもないんだけど
はい、舌をこれで包んで押さえていてください
(とキッチンペーパーのようなものを手渡す)
…な、な、なんだ!?
いいですね、では、始めます
…げげげ!!!!
というと、先生は
私の
鼻の穴からファイバースコープを入れて
声帯のあたりを観察するのでした。
初めての体験で、チョッとつらいのです。
はい、オーケーです
(と、ファイバースコープを引き出す)
…ああ、終わった
じゃあ、今度は、反対の鼻の穴から見てみますね
(と、再び今度は左の鼻の穴にファイバースコープを入れる)
…ぎゃあ、もう一度!?
なかは、一緒じゃないの、どっちから入れても!?
***
結局、腫れ物はなく、歳のせい…ということです。
まあ、しょうがないですね。
私は、お医者さんに疑われやすいようで
これで、カメラを入れられた穴は
とうとう、
耳、鼻、口、肛門、尿道の、五つになりました。
私の身体には、
他には、直接カメラを入れられる穴はないと思います。
あ、
目的地は、それぞれ、
鼓膜、声帯、胃、大腸、膀胱、です。
ご心配なく、
どれも、
異常なし。
有難いことですね。
***
でも、今回は、ドキドキものでした。
内科の先生は、
(この薬で、うまく行かなかったら、耳鼻科にいって診てもらってね)
に
(なにか腫れ物があるかもしれないから)
という言葉を
添えてくださっていたのです。
心配ですよね。
いろいろなことを考えますよね。
腫れ物がないことが確認できて、急に元気になった私ですが、
こういう気持ちで
毎日を送っていらっしゃる方々が居るんだろうな、
と、
心中、お察し申し上げます。
おだいじに。