定期的に「スポーツ広場」という面が1ページ掲載されます。
市町村レベルの、さまざまな種目の、競技会の記録が
新聞社の取材によるものではなく、読者からの提供という形で掲載されています。
今日、なんとなく目をとおしていると
「第40回盛岡市長杯争奪身体障がい者ボウリング大会」の見出しが目に入りました。
(へえ、40回もやっているのか。素晴らしいなぁ。)
と、読んでみて、びっくり!
カテゴリーが、次のように分かれているのです。
▽上肢の部 ▽下肢の部 ▽車いすの部 ▽視覚の部 ▽聴覚の部
そして、その全区分を通じて順位をつける
▽総合の部
なるほど、そういう区分になるだろう、と、思いました。
でも、
次の二つが、私にとっては、とんでもなく新鮮だったのです。
▽一般の部
▽ボランティアの部
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以前、
岩手県民体育大会スキー競技会で
「ハンディの部」がオープン種目として行われた、ということを、このブログで記事にしてお知らせしています。
(この下線部をクリックするとお読みいただけます。)
これは、
健常者の大会に、障がいを持った方を参加させる…という考え方で、実現したものです。
ブログでは、私は
道具はちょっと違ってはいるものの、と、評価しましたが、スキーの仲間を受け入れたい、また、普段の練習の成果を発揮する場を設けてあげたい…
という気持ちだったんだろうなと、勝手に想像しています
「▽一般の部」
を目にしてしまった、今、
健常者スポーツに障がい者を受け入れることが「常道」とは限らないことがわかるのです。
障がい区分で行われているスポーツ大会に、
その区分に当てはまらない人が出られる「一般の部」を作って、
参加させてあげる…という考え方も確かにあるのです。
もしかすると
このボウリング大会の考え方は、
障がい者スポーツでは、当たり前のこと、なのかもしれません。
でも、私は、初めて知りました。
とても、素晴らしい取り組みです。
2016年の10月22日から、岩手県で開催される
第16回全国障害者スポーツ大会まで
あと、571日。
障がい者スポーツを運営なさっている方は
健常者にも門戸を開いていますが、
私たちは
そうではないような気がします。
自分サイドからしかものごとを見ていないことを自覚して
障害者スポーツ大会についても考えてみなければいけませんね。
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ボランティアの部…これも素敵ですね。
選手の支援にあたる方々が、せっかくだからと、ボウリングをプレーする。
で、結構、スコアが低いから、
後で、選手たちが、ボランティアの方々にボウリングを教えたりするんでしょうね。