がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

制限はありません

岩手県高等学校体育連盟は

来年度の「第67回岩手県高等学校総合体育大会プログラム表紙図案」を募集しています。

締め切りは1月23日(金)。じゃんじゃん応募してくださいね。

あ、応募は岩手県の高校生に限ります。

詳しくは、この下線部をクリックして要項をご覧ください。

参考までに、今年度・第66回大会の入賞作品はこれです。

素敵ですよね。

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ちょっと気をつけてほしいことがあるのです。

「募集資格」が

岩手県高等学校体育連盟に加盟する全日制及び定時制通信制に在籍する生徒とします。」

という記述です。

さらっと読むと、

運動部員しか応募できない(高体連に加盟する生徒)と誤解してしまうのですが、

「学校」が抜けているんですね、これは、たぶん。

意味するところは、

高体連に加盟する学校に在籍する生徒)で、高校生は誰でも応募できるのです。

運動部の大会に関する募集だけれども、

文化部の生徒や部活動をしていない生徒にも門戸を開放した、すばらしい募集ですね。

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ずっと気になっていたことがありました。

良いとか、悪いとかと、いうことではありません。

理由があってそうなっているんだと思いますが、個人的には何で「県内」なのかなぁ…と、気になっていたのです。

ある、二つの公募の「応募資格」のことです。

一つは

 『県内に在住または在勤・在学の個人またはグループ』

もう一つは

 『小学生以上で岩手県内に在住、在学、在勤の方、又は在住、在学、在勤の経験のある方

  個人・グループまたは法人、プロ・アマを問いません。』

となっていて、

応募できる人を岩手県内の人に限ってしまっています。

でも、それぞれの募集の趣獅ヘ

こういうもの。

 『参加者を食の面から温かくおもてなしし、全国にいわての食の魅力を発信するため、

  広く県民の皆様から創作料理を募集します。』

 『県内外に周知するともに、

  開催機運の盛り上げを図るための公式ャXターのデザインを募集します。』

高校生の県大会では違和感はなかったのですが、

「全国に…発信する」とか「県内外に周知…盛り上げを図る」とかを目的としている事業で、

応募者を県内に限ることが、個人的には、とても気になっているのです。

最近、年齢のせいか

すぐに「あせる」ようになってきましたし、

どうでもよさそうなことに「こだわりつづける」ようになってきました。

たぶん、私の気のせいでしょう。

応募者を県内に限っても、名の支障も無いのかも知れませんね。

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ここで、

私が考える、

これぞ「応募資格の見本」をお見せしましょう。

『4 応募資格  制限はありません。』

来年・2016年に岩手県で開催される第71回国民体育大会「大会愛称・スローガン募集要項」にあったものです。

果たして

スローガンの優秀賞には「つながる心 広がる未来」「熱いエールを力にかえて」(いずれも東京都の保岡直樹さん)、「この力 この感動が ひらく明日」(大阪府岸和田市原理恵子さん)が選ばれた。
盛岡タイムスの記事にあるように、

大会が全国から注目され、表彰される程のレベルの高い作品の応募もあったのです。

すばらしい!

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仲間内…ある意味では、何をするにも「楽ちん」なのです。

でも、

ニューズウィーク日本語版のネットニュースの

東京五輪まで「5年しかない」現実 - 冷泉彰彦 プリンストン発 日本/アメリカ 新時代』

という記事に、こんな記述がありました。

どうしてスポーツにおけるヒエラルキー文化がダメなのかというと、それは暴力事件を誘発するからだけではありません。

コミュニケーションの沈滞、自発的モチベーションやメンタルスキル養成技術の沈滞、そしてスポーツ医学の活用や、トレーニング技術の遅れなどを招き、結局は裾野拡大や頂点の引き上げの足を引っ張るからです。

この下線部をクリックすると全文が読めます)

仲間内ってヒエラルキー文化のことで、参加者制限をしますよね、きっと。

気をつけます、気をつけましょうね。