岩手県高等学校体育連盟は
来年度の「第67回岩手県高等学校総合体育大会プログラム表紙図案」を募集しています。
締め切りは1月23日(金)。じゃんじゃん応募してくださいね。
あ、応募は岩手県の高校生に限ります。
詳しくは、この下線部をクリックして要項をご覧ください。
参考までに、今年度・第66回大会の入賞作品はこれです。
素敵ですよね。
*****
ちょっと気をつけてほしいことがあるのです。
「募集資格」が
「岩手県高等学校体育連盟に加盟する全日制及び定時制・通信制に在籍する生徒とします。」
という記述です。
さらっと読むと、
運動部員しか応募できない(高体連に加盟する生徒)と誤解してしまうのですが、
「学校」が抜けているんですね、これは、たぶん。
意味するところは、
(高体連に加盟する学校に在籍する生徒)で、高校生は誰でも応募できるのです。
運動部の大会に関する募集だけれども、
文化部の生徒や部活動をしていない生徒にも門戸を開放した、すばらしい募集ですね。
*****
ずっと気になっていたことがありました。
良いとか、悪いとかと、いうことではありません。
理由があってそうなっているんだと思いますが、個人的には何で「県内」なのかなぁ…と、気になっていたのです。
ある、二つの公募の「応募資格」のことです。
一つは
『県内に在住または在勤・在学の個人またはグループ』
もう一つは
『小学生以上で岩手県内に在住、在学、在勤の方、又は在住、在学、在勤の経験のある方
個人・グループまたは法人、プロ・アマを問いません。』
となっていて、
応募できる人を岩手県内の人に限ってしまっています。
でも、それぞれの募集の趣獅ヘ
こういうもの。
『参加者を食の面から温かくおもてなしし、全国にいわての食の魅力を発信するため、
広く県民の皆様から創作料理を募集します。』
『県内外に周知するともに、
開催機運の盛り上げを図るための公式ャXターのデザインを募集します。』
高校生の県大会では違和感はなかったのですが、
「全国に…発信する」とか「県内外に周知…盛り上げを図る」とかを目的としている事業で、
応募者を県内に限ることが、個人的には、とても気になっているのです。
最近、年齢のせいか
すぐに「あせる」ようになってきましたし、
どうでもよさそうなことに「こだわりつづける」ようになってきました。
たぶん、私の気のせいでしょう。
応募者を県内に限っても、名の支障も無いのかも知れませんね。
***
ここで、
私が考える、
これぞ「応募資格の見本」をお見せしましょう。
『4 応募資格 制限はありません。』
来年・2016年に岩手県で開催される第71回国民体育大会の「大会愛称・スローガン募集要項」にあったものです。
果たして
スローガンの優秀賞には「つながる心 広がる未来」「熱いエールを力にかえて」(いずれも東京都の保岡直樹さん)、「この力 この感動が ひらく明日」(大阪府岸和田市の原理恵子さん)が選ばれた。と盛岡タイムスの記事にあるように、
大会が全国から注目され、表彰される程のレベルの高い作品の応募もあったのです。
すばらしい!
*****
仲間内…ある意味では、何をするにも「楽ちん」なのです。
でも、
ニューズウィーク日本語版のネットニュースの
『東京五輪まで「5年しかない」現実 - 冷泉彰彦 プリンストン発 日本/アメリカ 新時代』
という記事に、こんな記述がありました。
どうしてスポーツにおけるヒエラルキー文化がダメなのかというと、それは暴力事件を誘発するからだけではありません。仲間内ってヒエラルキー文化のことで、参加者制限をしますよね、きっと。コミュニケーションの沈滞、自発的モチベーションやメンタルスキル養成技術の沈滞、そしてスポーツ医学の活用や、トレーニング技術の遅れなどを招き、結局は裾野拡大や頂点の引き上げの足を引っ張るからです。
(この下線部をクリックすると全文が読めます)
気をつけます、気をつけましょうね。