確保できない
「嫁さんになれよ」だなんて
カンチューハイ二本で言ってしまっていいの(俵万智「サラダ記念日」)
「会場が確保できない」だなんて
たった9文字だけで言ってしまっていいの
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東日本大震災津波から3年9ヶ月の月命日の12月11日に、
日本体育協会の国体委員会が開かれました。
jiji.comはこう報じています。
「2016年岩手国体でレスリング女子などを新たに正式競技として実施することを決めた。
他に採用されるのは水泳のオープンウオーター男女、ボクシング女子、重量挙げ女子、
自転車女子、7人制ラグビー女子。」
競技追加の趣獅ヘ、2020年の東京オリンピックの強化策、だそうです。
そして、こうです。
「候補に挙がっていたビーチバレー男女は会場確保が難しく、16年の実施は見送られた。」
岩手県の地元紙・岩手日報では、ちょっぴり詳しく
「ビーチバレーの男子と女子は会場を確保できずに採用を見送り、
当初計画通り陸前高田市でデモンストレーションスポーツ(デモスメjとして実施する。」
(二つの記事のリンク切れ用心pdfは、この下線部クリックでお読みいただけます。)
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2ヶ月以上も前、10月9日の岩手日報には
こういう記述がありました。
「ビーチバレー男女は復興を最優先で進めるため、陸前高田市が「困難」と回答し、
当初計画通りに県民が参加するデモンストレーションスポーツとして
同市で行うことになる見込みだ。」
私は、このブログで、
これでも書き足りないんじゃないの、という趣獅フことを
「意味と無意味」という題を振って、記事にしています。
この下線部をクリックすると読めますので、ぜひ、お読みください。
今回の岩手日報は
「復興を最優先」が「会場を確保できない」に記述が変わっています。
新聞が悪いとかなんとか言う気持ちはありません。
世の中がそうなってきたんじゃないのかな…と思うのです。
岩手県にとって国体開催とは何なのか、ということが「風化」し始めているような気がしてなりません。
(ああ…)と思うのです。