がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

先にはオリンピック

昨日8月3日の読売新聞地域(横浜)版の、コラム「はま風」をご覧ください。

平成26年度全国高校総合体育大会ハンドボール競技に応援に行って、宿泊したホテルでいただいた新聞に載っていたもので、

題名は

「もう一つのインターハイ」。

お書きになったのは、読売新聞横浜支局長の栗田倫孝さん。

(「もう一つのインターハイ」ねえ。高校生の育成には大切なことだよね…)

と、軽い気持ちで読み始めましたが、

途中で、

鳥肌がたちました。

2011年の北東北インターハイの時に、岩手県でもそうしたように、

神奈川県にも「生徒実践委員会」があって、生徒主体の活動を促しています。

やっていることは、気運醸成や環境整備、そして、大会運営補助など、そう大きく違いません。

いわゆる「もう一つのインターハイ」です。

でも、

神奈川には

私たちが口にしたことも、考えたことも、思いついたこともない、ビジョンがありました。

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一つは『次の大会』

高校生たちは、

南関東大会が成功しても、次の近畿大会につながらないと意味がない」

と、考えて意見を交わしているという記述があります。

つまり、

インターハイという大会の将来に良い影響を及ぼそう、

インターハイを発展させてゆこう、というビジョンを持っているのです。

みなさん、

北東北インターハイの次の年、2012年のインターハイは、

どこで行われたか、ご存知ですか。

私も、すぐには思い出せませんでした。

私自身、自分のところのインターハイがうまくゆけば、それで良しとしていたんだなぁ、と、

今、反省しています。

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もう一つは『東京オリンピック

『2020年の招致が決まった東京五輪では、6万〜8万人のスポーツボランティアが必要とされる。田中君(注:県生徒実践委員会の委員長)らは「何らかの形でオリンピックに関わりたい」との思いを胸に、五輪の前哨戦でもある高校総体に臨む。』
選手が、インターハイの先にオリンピックを見ているように、

インターハイのボランティアの先には、東京オリンピックのボランティアがある

という認識を持っているのです。

おそるべし★神奈川県生徒実践委員会!

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ところで、

2016年に第71回国民体育大会と第16回全国障害者スポーツ大会の開催を控えている、

岩手県の私たちは、

田中君たちのようなビジョンを持って取り組んでいるのだろうか、

それとも、

一生懸命にやっているけれども、

北東北インターハイの時の私のような考え方しか持っていないのだろうか…

ちょっと自分に不安を感じています。

【参考】

2011年の「北東北総体 高校生活動岩手県推進委員会」の記事は、この下線部クリックで、

そして、

神奈川県生徒実践委員会の情報は、この下線部クリックで、

お読みいただけます。