見よ!
「そばっちピンバッジ」を持った岩手県大槌町出身の歌手・臼澤みさきさんの写真と
臼澤さんがサインしてくださった「そばっちピンバッジ」を!
こんなことが、なぜ起きたのか…。
「ウィークタイズ」ってこういうことなのかな…と。
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2016年に岩手県で開催される、
第71回国民体育大会と第16回全国障害者スポーツ大会の応援をするために、
両大会のマスコットキャラクター「わんこきょうだい」を使って、
自分のアイデア、自分の時間、自分のお金、で作っている
「ピンバッジ」には、次のような経緯があります。
�@2016年に岩手県で開かれる
第71回国民体育大会の冬季大会の開催がきまり「完全国体」となったことを記念して、
名刺をバージョンアップするとともに、そばっちピンバッジをアングラで作製。
(この下線部クリックで、ブログ記事)
�A大塚製薬の方々に褒められ、量産を決意する。
(この下線部クリックで、ブログ記事)
�Bまず、スポーツの外から配布することにし、
妻の職場の方々のために量産。
�Cついでにfacebookで
「ごろにゃ〜ご」宣言してくれた方、10名にさしあげると記事にしたところ
あっという間に、「10ごろにゃ〜ご」
(この下線部クリックで、ブログ記事)
�Dその後、
あちらこちらの、大切な、さまざまな方々に差し上げ、
�E2014年3月の送別会で
お世話になった40人の方々にお礼の気持ちをこめて差し上げ、
�F今でも、
他の人からの求めと、私の気分に応じて、チリャ鰍ニ作製・配布。
数えていませんが、様々なバージョンを合わせると、
作った数は、かるく100個は超えています。
つまり、私のピンバッジが100人にわたっていると考えてください。
しかもその100人のうち、
4月になってから実際にお会いしたのは、20人ぐらいでしょう。
あとの80人の方々は、
SNS上でしかお会いしていなかったり、全く交流がなかったりしている方々。
実は、
どなたがどのバッジを持っているか、ということすら把握できていません。
でも、
様々なところにピンバッジを連れて行ってくださって、
希望郷いわて国体・希望郷いわて大会を応援してくださっている写真が、
ジャンジャン送られてきたり、facebookにアップされたりしているのです。
とても嬉しい!
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私が、何個、ピンバッジを持っていても、
私一人では、
臼澤みさきさんにピンバッジをもって写真を撮っていただくことはできません。
近づくことすらできないのです。
みちのくプロレスのザ・グレート・サスケさんのこんな写真を撮ることはできません。
臼澤さんのプロモーションビデオに一緒に出演された方(冒頭の写真の右側のオザワさん)、
みちのくプロレスのイベントを企画・実施してくださった方、
ピンバッジをつけて100キロマラソンを走ってくださった方、
などのたくさんの方々がいて、
私のピンバッジは、大活躍できるのです。
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ウィークタイズについては
こんな風にいっているということを聞いたという記事を、以前、このブログに載せています。
抜粋します。
どういう人とのつながりが大事なんだろうか。社会学の概念でこういう言葉があります。「Weak Ties」ウィークタイズ。ウィークは弱いという意味です。タイズはネクタイのタイで、つながりとか、むすびとか、もう少し格好いい言葉でいえば絆ということです。緩やかな絆、これをウィークタイズと言います。*****これはアメリカの社会学者、マーク・S・グラノベッターさんという人が発見した考え方なんですが、たとえばアメリカ社会で転職をしたいというとき、どうしたらうまくいくのか。資格がある、学歴があるといいのか。そんなことはない。大事なことは、誰に相談したか。(…略…)うまくいくのは、たま〜にしか会わないぐらいの信頼でつながっているような人の話を聞いて、ああこれが自分のやりたいことなんだと。それをきっかけにして新しいことに挑戦する人ほどうまくいくんだ、これがグラノベッターさんの考えです。
なぜ弱いのにうまくいくのか。たまにしか会わない人、つまり自分と違う経験をしているわけです。自分の知らないことを知っている。自分と違う失敗もしている。自分の身の回りの人たちと一緒にいると、自分と同じようなことしかわからない。自分と違う世界にいる人とゆる〜くつながる。しかしちゃんと信頼して話ができる。そうすると、ああこういう世界があるのかとか、こういうことを考えればいいのか、やってみよう。そういうことが成功につながる。
ウィークタイズの反対は「Strong Ties」ストロングタイズ、強い絆。強い絆ってどういうものか。家族、恋人同士、いつも連絡を取り合う友人。ではストロングタイズは悪いか。もちろんそんなことはない。とても大事です。けれど、可能性とかヒントとか、こういうことをやってみたいという希望はウィークタイズがやってくれることが多い。
(元のブログ記事は、この下線部をクリックすると見られます。玄田さんの本も紹介しています。)
岩手のスポーツは
その世界の外に「打って出る」必要があります。
そして、
ウィークタイズをジャンジャン広げてゆくことをしなければなりません。
それが、「新しい岩手型」であるはずです。
どなたも信じてくださいませんでしたが、
とうてい「新しい岩手型」などというレベルのことではないものの、
こんな、つまらないと思われているピンバッジ作戦でも、
やってみれば、こんな素敵な面白いことが起きるのです。
まだ、間に合いますよ、打って出ませんか!