チームについて、もう一度、書いてみます。
この前、
内容が吟味されないまま使われている「チーム岩手」について、考えてみました。
おおむね、次の3つが想定されました。
�A様々な競技が有機的に結合した、全ての県内スポーツ団体を網羅する組織体。
�B経済界・産業界・官界など、岩手県のすべてを構成団体とするスポーツ支援組織。
私は、
東日本大震災前は
�@から�Aに拡大するつもりで使われていた「チーム岩手」が
震災からの復旧・復興を視野に入れた時に
�Bという意味での「チーム岩手」になっただろう…と結論づけました。
その時の「チーム岩手とは�@」という記事は、この下線部をクリックするとお読みいただけます。
ご批判を。
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この前ご紹介した
独立行政法人日本スポーツ振興センター情報・国際部課長の和久貴洋さんの
「スポーツ・インテリジェンス オリンピックの勝敗は情報戦で決まる」という本にこういう記述がありました。
エイミー・ウイリアムズという、イギリスの女子スケルトン金メダリストの「ウォーマー(防寒服)」に関するものです。
前後、中間を略して引用します。
エイミーがベストプラクティスである理由*****エイミーの快挙は、トップスポーツにおけるベストプラクティスの一つということができる。エイミーが勝利を手にした理由は、もちろん「レース準備戦略」だけではない。あのウォーマーは、彼女の勝因のほんの一端に過ぎない。
ベストプラクティスである理由には、二つの側面がある。
第一は、競技に関わるあらゆる分野でイノベーションを起こしたということ。
第二は、そのために複数のことなる組織が連携したということだ。
ようするに、イギリスはアスリートを金メダルまで導くための新しいシステムを創出したのである。
(略)
こうして列挙してみると、イノベーションは人材発掘から組織、コーチング、トレーニング拠点、医・科学サメ[ト、用具開発など、あらゆる分野に及んでいることがわかる。今や、現代のトップスポーツの競争は、総合力の競い合いなのである。
このようにあらゆる分野でイノベーションを起こし、さまざまな組織がその領域を超えて連携したことによって、エイミーを金メダルに導いた。それがベストプラクティスと言われるゆえんである。
がががぁ〜ん。
『さまざまな組織がその領域を超えて連携した』とあります。
経済団体から、選手強化委員会の委員をお願いしてはいます。
でも、
商工会議所と選手強化委員会が、「組織と組織」として、今風の言葉で「BtoB」の関係をもって選手強化やスポーツ振興をしているとは、とても言えません。
まだまだ…です。
いいえ、全然…といった方が正しいでしょう。
まだ�@や�Aのレベルだろうと、私は感じています。
これ、「地域との連携」ということを考える時も同じことのような気がしています。
地域の人に学校に入り込んでいただくことは、
やっぱり、「組織と組織」の関係ではないのです。「組織と個人」の関係です。
「さまざまな組織がその領域を超えて連携する」組織集団が「チーム岩手」のはずです。
頑張りますよ。がんばりましょうね。
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大きな締め切りを、一つ、クリアしました。
ふぅ。
次にやってくる締め切りは、12日後です。何とかなるでしょう。
でも、ふぅ。
ということで、頭の中が、グラグラしています。
こういう時は、
無性に、
そして、
長い小説を読みたいなあ…とも思います。
あ、ただ、それだけです。