がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

エナメルバッグ

今日は、岩手県宮古市にある岩手県立宮古高校の体育館に行ってきました。

岩手県教育委員会と岩手県体育協会が、日本オリンピック委員会(JOC)や日本スポーツ振興センター(JSC)などの団体と連携して行っている、
「いわてスーパーキッズ発掘・育成事業」のチャレンジ2(第2次選考会)宮古会場が行われたのです。

多くのお子さんと親御さんが、
「挑戦してみよう、岩手から世界へ!」の合言葉のもと、挑戦してくれました。
会場校の先生をはじめ、関係者の皆さんもありがとうございました。


【岩手大学大学院生の指導によるウォーミングアップ風景。ステージ上は親御さん】

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今日の予定が全部終わって、出入り口の辺りに立っていると、
今日、チャレンジに来てくれた、仲よし二人組が、親御さんと、出口に向かって歩いて来ました。
二人のお揃いの「エナメルバッグ」を見て、思い出したのです!
「MAZDA ALL☆STAR GAME 2012」
覚えていらっしゃいますか、去年のオールスターゲームの第3戦・盛岡開催の時のことを。

見れば、大切に使っているようです。
写真には右のカバンにしか見えませんが、二人ともネームタグをつけていますし、ピカピカです。

(きっと、「勝負カバン」として、大切な時に使っているんだろうなぁ…)

と勝手に、涙をこらえたのです。

去年の8月に「オールスターの趣旨」という記事で、日本野球機構(NPB)からのご支援、そしてそのお気持ちについて、記事にしています。この下線部をクリックするとお読みいただけますので、お読みいただきたいのですが、その中で、このイベントの運営の支援をしてくださった博報堂DYメディアパートナーズの前田独平さんからのお手紙を紹介させていただきました。

再び、一部、抜粋します。

また、この試合では、NPBパートナーズシートという、岩手県沿岸部の高校野球部員、中学野球部員、スポーツ少年団の選手たち約2,400名を招待する取り組みが、楽天野球団を中心に、岩手県内の旅行代理店、バス会社、専門学校のボランティアの皆様などの御尽力により実現しました。

バスから降りてきた球児たちには、松山市からの野球俳句ボール・選手と同じモデルのプラクティスキャップ・特製弁当箱に入ったオールスター特製メニューのお弁当・オールスター特製エナメルバックなどがプレゼントされました。座席のある外野芝生席は、プレゼントのボールを嬉しそうに取り出したり、目の前に広がるグラウンドを、目をキラキラと輝かせて友だちと眺めたりと、幾重にも笑顔が溢れる客席となりました。

そして、試合前セレモニーでは、俳句ボールを頂いた松山市への御礼にと、外野いっぱいを埋め尽くした招待球児たちによる「いわてー、ファイ!オー ファイ!オー」の力強い大合唱がなされ、今後のいわての未来を担う世代の、復興への力強いエネルギーを感じることができました。

このエナメルバッグは、被災地の子どもたちを無料招待(当然、球場までの貸し切りバスも無料)した時に、頂いたものだったのです。

きっと、ボールもお弁当箱も大切に使ってくれているんだろうなぁ…
そして、なによりも、
オールスターに招待されたことが、大切な思い出として子どもたちの胸におさまっているんだろうなぁ…
と、しみじみと感じる次第です。

「復興のシンボル」としての「希望郷いわて国体」「希望郷いわて大会」。
さあ、頑張りましょうね。
皆さんに笑顔を!

 「座席のある外野芝生席は、
  プレゼントのボールを嬉しそうに取り出したり、
  目の前に広がるグラウンドを、
  目をキラキラと輝かせて友だちと眺めたりと、
  幾重にも笑顔が溢れる客席となりました。」