がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

計算の4倍

昨日は、パーティーに出ていました。

東北社会人サッカーリーグに所属し、盛岡をホームタウンとして活動している

グルージャ盛岡」のリーグ優勝を祝す(結果はこの下線部クリック)とともに、

今週末に行われる第49回全国社会人サッカー選手権大会(組合せはこの下線部クリック)への激励、

さらに、

11月に行われる第37回全国地域サッカーリーグ決勝大会(詳しくはこの下線部をクリック)での活躍を祈る

という趣獅フものです。

選手の皆さんと、たくさんお話ができました。みんな一生懸命で、これからも応援しようと思うのでした。

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さて、ここで、岩手スポーツクイズww!

グルージャ盛岡には、32人のプレーヤーがいます。

そのうち、岩手県出身者は何人いるでしょうか?

もうひとつ、

プロバスケットボールbjリーグ岩手ビッグブルズには、10人のプレーヤーがいます。

そのうち、岩手県出身者は何人いるでしょうか?

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10月11日に国民体育大会の開催県の競技成績上の特典があるかどうかを、検討してみました

おさらいします。

 ▼開催県は全競技全種別に出場できる

 ▼参加得点は「東北ブロック予選」に出ればもらえるので、現在も満点の400点

 ▼したがって、巷でいわれているように「参加得点でガッチリ!」ではない

 ▼でも、全競技全種別に出られれば、出場チーム数の少ない競技にも出られる

 ▼そこで、トーナメント制の団体競技に出場した岩手県チームが、1勝したと仮定する

 ▼すると、今年の点数に「283点」加算される

 ▼これが、フルエントリーによる開催地のアドバンテージになるだろう

でも、机上の空論。

他の開催県は、開催前年から開催年の一年間に、何点得点を伸ばしているのかを検証してみることにしていました。

で、これです。

いちばん右の欄に開催前年から開催年にかけて、どれほど点数が伸びたかを示す数字があります。

こういうのを見ると、短絡的に「平均」という考えが浮かんできますが、

この数値の平均にどんな意味があるのか、私は、よくわかりませんので平均はしません。

とにかく

最大1677点から、最小でも1068点の得点の伸びがある…という事実があります。

一体、

この前私が計算した「283点」は何のことだったのでしょうか。

「実際の伸び」は「計算上の283点」の4倍ほどあります。

誰かに聞けばこういうでしょう。

(そんなこともわからないのか!

 国体に向けた機運醸成が図られた結果、選手強化が加速し、選手が意気に感じてプレーするから

 机上の空論を上回る得点増があるんだ!)

はいはい。

機運醸成って何ですか? 加速ってどういうことですか? 意気に感じたプレーってなんですか?

考えることに気を配らないと、

概念規定や根拠という言葉に縁遠い、スポーツ界特有の言い回しにごまかされそうになります。

いずれにせよ、

「4倍ほど」の理由がわかりません。

どうやったら4倍になるのか…という「理由」がわからないと、私たちにそれが足りているのかいないのかがわかりません。

手の施しようがありません。

さあ、困った。。。

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 「hirafuji君、甘いね。

  他の都道府県は、男女総合優勝して「天皇杯」を獲得しようと躍起となっている。

  それが、この4倍増に繋がるだろうが!

  そんなことも分からないのかぁ。とにかく、やればできるんだよ、やれば!」

という声が、どこからか、聞こえてきます。

なるほどな…とも思いますが、

さっきの表に【参考】としてあげていた、2002年の高知については、どう説明すれば良いのでしょうか。

高知は当時の知事が「天皇杯にはこだわらない」として、結果、男女総合10位でした。

当時の知事はこのようなお話をなさっています。

天皇杯をとらなかったというか、とれなかったというか、そのことにつきましても県の内外の皆さん方から励ましのメールを、私にも40通以上いただきましたし、また多くの県民の皆さん方も自然体で身の丈にあった大会だったとご評価をいただいたと思っております
「自然体」でのぞんだ国体でも、開催地として677.5点の点数増があった。

ますます、分からなくなってしまうわけです。

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はい、クイズの答え。

岩手県出身の選手は、

グルージャには3人、ビッグブルズにも3人しかいません。

一昔前であれば、

なぁ〜んだ、外人部隊かぁ、とか、渡り鳥選手かぁ、とかいわれたのだろうと思います。

今でも、そうおっしゃる方がいるかもしれません。

私は、そうは思いません。

プロバスケットボールで日本のトップになりたい人、サッカーのJリーグで活躍したい人が、岩手県に集まるようになった証拠なのです。

その意味でも、

トップリーグのチームを持つということは、地域の魅力を高める一つの方法なのだ、と考えています。