がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

こぎんの名刺入れ

今日、職場の掲示板にこんな情報が載っていました。

【お譲りします】「OHP」と「スライド映写機」

いまどき、どこを探しても、OHPやスライドのフィルムなんか出てこないと思う。

引き取り手は出てくるのだろうか…。

ところで、

OHPとかスライドとかは、ご存じですよね、あなたも。

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15日は、お墓参りに、弘前に行きました。

通り道に、

以前、このブログで「てづくりのある1日」と題して記事にしたことのある、

「杉見糸店」があるのです。

寄らないわけには行きません。

店に入ると、

よくfacebookに写真が載っている、津軽の伝統工戟uこぎん刺し」のコーナーがあり、

さまざまなもので染めた、きれいな糸や、それを使って刺した「こぎん」が並んでいました。

当然、

名刺入れや、カバンや、様々な製品も並んでいたのですが、どれにも、値段が「二つ」と「こぎんのサイズ」が書いてあるのです。

何のことかわからずに、混乱しました。

よく見ると、加工賃が書いてあるのです。

名刺入れでたとえれば「皮細工の料金」と、「皮部分」と「こぎん」を合体させ「名刺入れにする料金」です。

そして、名刺入れを作るために必要な「こぎん」のサイズが書かれているのです。

あっ!っと思いました。

並んでいたのは、商品ではなく、加工見本であったのです。

調べると「こぎん刺し」で何かを作るには、「刺し」と「加工」の工程があるようです。

刺す材料を提供しているだけではなく、

刺したものを、日用品にして自分で使ったり、どなたかにプレゼントしたりすること、

つまり自分の作った「こぎん刺し」の生かし方までも提案している糸屋さん…なんだなあ、

と、すっかり、感心してしまいました。

もしかすると、弘前の手潔ョさんは全部そうかもしれませんし、盛岡だって手潔ョさんはそういうものなのかもしれません。

でも、

生まれて初めて、真面目に、手潔ョさんに入ってみた私には、大きな衝撃でした。

とにかく走れ!数をこなせば、何とかなるんだ!疑問を持つな、俺のいうことだけを聞け!…

なんて、言いながら、スポーツを指導していた自分が恥ずかしいのでありました。

きっと、当時の選手はこう思っていたに違いないのです。

(一生懸命、刺せ、刺せ、って言ってるけど、それで名刺入れを作るの、それとも、がま口なの?)

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足を延ばして、

五所川原市の「立佞武多(たちねぷた)の館」

に行ってきました。

佞武多の高さは

な、な、なんと、23m!

矢印の下にいる「人」と

大きさを比べてみてください!

すごいでしょう!