がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

へのへのらへじ

今日は午後に、岩手県八幡平市荒屋新町(旧・安代町)に行ってきました。 「がんばろう!東北・岩手 あしろhana花フェスタ2013」が目的です。 とはいうものの、お花や工剣i・特産物などに興味をひかれたのではなく、 『花柄模様の服装で、もれなくプレゼント』に「挑戦」してみようと思ったのであります。 めでたく、賞品の南部せんべいを手にした私の勇姿をご覧ください!
えっ!? 花柄が見当たらない? ちゃんと見てよ、ちゃんと。 ********** 実は、この作戦、昨年のこのイベントの告知を見た時から構想を練っていました。 今年は、思い切ってカタチにしてみました。 上の写真の、私の左胸に、丸いワッペンがついているでしょう。よく見ると、人の顔に見えませんか? おお、気がついてくださいましたか、そのとおり 「へろへろひらふじ」、あ、失礼、タイプミス、「へのへのもへじ」であります。 拡大すると、ほらこのとおり、本来「も」であるべき「鼻」が、「ら」であります。
鼻が「ら」→ はながら → 花柄 というわけで、花柄をあらわしたイラストであります。 でも、本当に不安でした。 まず、昨日まで、スケジュールが定まらなかったこと。 昨日の夕方に、妻の目を盗んで、オリジナルTシャツを作らなければならなかったこと。 そして何より、安代の人たちが、私についてこられるか…ということ。 が、本部テントを任されていた、若いご担当者の方は、私の説明を聞くなり (ほぉ〜、「はなが・ら」…ですね。これは! はい、ハナガラに認定!) と、賞品の南部せんべいを2枚も出してくださったのです。 嬉しかったぁ〜。 でも、もっと嬉しかったのは、 本部テントに、八幡平市商工会安代支所の本部テントを守っていた、彼かもしれません。 「へのへのらへじ」をつけたTシャツを着たオヤジが、わざわざ、盛岡からTシャツを見せに来たんですからね。 ********** 先ほど、この作戦は、昨年から温めていたもの…と書きました。 このことは、2012年の6月28日付けで「非営利に対する誤解」という題名のブログでお知らせしています。 (この下線部をクリックすると読めますので、どうぞ、お読みください。別の図案も載せています。) 「非営利に対する誤解」などというたいそうな題名ですが、 世の中の多くの方々が「非営利」の意味を「利益を上げてはいけない」と間違えてとらえていることを、次の例示でお示ししました。
世の中には、 「NPO公益法人=非営利=お金を稼いじゃいけない=ボランティア=スポーツ」というイメージがあるようなのです。 略しえてしまえば 「お金を稼いじゃいけない=スポーツ」 逆にいえば 「お金を稼ぐ=興業≠スポーツ」 さらに、 「非営利=無報酬」というイメージもあり、 これが、 「スポーツ団体=非営利=無報酬」という誤解の図式を導き出しているようなのです。
そして、さらに、次の考えをお示しました。
経費をかけて、人を雇用して、民間団体が地域のスポーツを発展させることは、非営利・公益という観点からは、「してはいけない」ことではないのです。 むしろ、 スポーツが「自立」するという観点からは、 民間団体が、人を雇って、お金を稼いで、そのお金をスポーツに還流することは、積極的に「すべきこと」なのかもしれません。 この考え方が正しいかどうか(私は正しいと思っていますが)はわかりませんが、 以前の考え方、イメージにとらわれていること、そして、そのことを疑わないことに危機感を持ったりしています。
***** 今日の午前中は、家庭事情で、動けない状態にありましたので、朝日新聞出版から5日に出たばっかりの 「ぐっちーさん 日本経済 ここだけの話」を読んでいました。 著者の山口正洋さんは、6月22日に岩手県紫波町の「オガールプラザ」で講演をなさっています。 私も聞きに行って、単純明快な考え方に感心し、納得してきたことは、以前、このブログで書いています。 その中に、こんな記述があります。無礼を承知で、前後を略して引用します。
ところが、私が「まずは金もうけだ」などと言うと、まじめに地方再生に携わっているような人ほど拒否反応を示します。彼らはたいてい「地方文化が大切だ」「伝統を守るのだ」と反論してきます。しかし、金を稼がずに、どうやって地方を再生しようというのでしょう。金がなければ文化も伝統も守れませんよ。 そして「金もうけ」を否定する人たちは往々にして、一方で国の補助金をあてにして、都会に住む人たちが納めた税金を吸い尽くそうと考えるのです。しかし、ほんの一部の例外を除いて都心部でも、徐々に高齢化が進んでいます。今後は労働人口が確実に減り、ひいていは税収も減少の一途なのです。他人が稼いだ金に頼ろうという発想をしている限り、持続可能性がなくなることを理解すべきです。 自分たちの金は自分で稼ぐ。ます、その当たり前のところから、地方再生をスタートさせましょう。

ぐっちーさん 日本経済ここだけの話、p.280)

***** 「へのへのらへじ」は、一年後にカタチにしました。 でも、 「スポーツ界がすべきこと」は、カタチにできていません。図面すら描けていません。 何やってるのかな、自分 …と一年間を振り返る、七夕の夜でした。