がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

コンテクストのズレ

今日は岩手県庁の「クリーン大作戦」が、市内中心部の企業の方々との合同イベント「日本列島クリーン大作戦」として行われました。 個人的には、日曜日にも町内会の地区清曹�していますので、今週2回目。 住んでいるところと、勤めているところ、二つの町内会に属していることを実感しています。 終わって事務所に戻ると、この夕景色。きっと、ご褒美だ。
********* 昨日の午後、休暇をいただきました。 それどころではなくて、働いていた皆さん、ごめんなさい。 最多増す他事案、あ、失礼、変換ミス、 埼玉スタジアムにワールドカップ予選を見にいっただろうな…という大方の予想を裏切り、 岩手県盛岡市盛岡駅西通りの「アイーナ(いわて県民情報交流センター)」に行っておりました。 どうしても、 平田オリザさんの講演が聞きたかったのです。 若年者の就業支援を行っている「ジョブカフェいわて」が主催する『若者ミライ会議』というイベントで、平田オリザさんが『若者の将来のために、大人が向き合うべきこと』と題して基調講演をなさるという情報を得ていましたので、「わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か (講談社現代新書)」を読んで、魂を抜かれている私は、ひそかに参加申し込みをし、業務が入らないように、朝晩、神様にお祈りしながら昨日を待っていたのです。 受付に行くと、「座席はC」です…とフダを渡されました。 会場に入ると、すでに、テーブルがグループワーク用に組んであります。 な、な、なんと「C」は演台の直前!超ラッキーであります。もちろん、演台の真下の席に座ったことは申すまでもありません。 こんな風景です。
***** 「コンテクスト」のお話になりました。 平田さんは 『コンテクストの「ちがい」よりも、 コンテクストの「ズレ」のほうが、コミュニケーション不全を引き起こす原因になる』 とおっしゃいました(と、私は聞きました)。 こういう記述が、慶應MCC通信【てらこや】というサイトにありましたので、少し引用します。
(略)根本的な問題は、その言葉が持つ「コンテクスト」がコミュニケーションの当事者同士で正確に伝達していないことにあります。コンテクストの直訳は「文脈」ですが、平田さんの説明によれば、コンテクストとは、「言葉の背景にある思いやイメージ」と解釈できそうです。そして、問題は、「砂漠」という言葉を聞いた時に、「砂だらけの場所」を思い浮かべる人もいれば、「ごつごつした岩のある場所」を思い浮かべる人もいるといったように、ある言葉が持つイメージが人によってばらばらな点です。これを、平田さんは「コンテクストのズレ」と呼んでいます。(略)
***** 心当たりがたくさんあります。 時間が経過すること、新しい人が入ってくること、で「ズレ」が生じること…定期的に『原点回帰』が必要だと考えますし、 原点そのもの、そもそも狙うべき方向の検証と修正が必要だと考えます。 しかし、 単純に、ズレが悪いものであると捉えることが正しい、とは言えないということも重々承知しているつもりです。 いちばん悪いのは「ズレ」に気がつかなかったり、気がつないふりをしたり、自分からのズレを許さなかったりすることでしょう。 平田さんは『「ズレの顕在化」が大切』と仰っていました。 そのとおりだと、しみじみと感じてきました。 ********** このような時は、チャンスがあれば、 著書にサインしていただくことにしています。 昨日も、そのチャンスがありました。 4月27日の、プライスご夫妻 5月11日の、三島邦弘さん に引き続き、3冊目。 秘訣をお知らせしましょう。 本を持って行くこと、は、イロハのイ。 サインペンも準備しておくことも大切。 そして、意外でしょうが「名刺」です。 ずうずうしく、 (あてがきは、この名前でお願いします!) といいながら、本に挟んで準備していた名刺を差し出すのです。 すると、書いていただけます。 プライス夫妻の時は、名刺を持っていませんでしたし、 プライスさんに英語で私の名前をお伝えする力はありませんでしたので、「あてがき」をお願いできませんでした。 私の名刺にはローマ字書きの名前もついていたのに…。 その反省を生かして、三島さんの時からこの作戦を実施しております。 ***** 普通、名刺はそのまま机の上に放置されます。 でも、最後にはどうなるかはわかりませんが、しまう時には、もう一度、表ぐらいは見てくださるでしょう。 これ、大チャンスです。 ちょっと見ていただけますか、私の名刺。間伐材台紙に両面刷りです。
「2016年に岩手県では国民体育大会と全国障害者スポーツ大会をするのか…」と、こんな有名な方が気に留めて下さったら、幸いです。 さらに、 魔がさして裏をめくって読んでしまい、 (じぇじぇじぇ、じゃあ、ひとはだ脱いでやるか、岩手のために) と思っちゃってもいいような気がしてきたかな、もしかして、ほんのちょっと…とでも思っていただけたら、 この上なく幸せです。 きっと平田オリザさんも三島邦弘さんもそう思ったに違いありません。