がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

夢への道しるべ

昨日は、月曜日なのに、職場の送別会でした。 さて、 今頃、知ったのかよぉ…と言われることは覚悟のうえで、日本ハムファイターズのお話です。 昨日発売の「プレジデント 2013/4/15号」の、「職場の心理学」という連載モノ、 今号の309話は、松瀬学さんがお書きになった『プロ野球日本ハム「大谷獲得」の舞台裏』でした。 途中を少し抜きます。
<略>だが日本ハムは逆に世論の批判を活用し、交渉戦略を組み立てた。「実は」と山田GMが明かす。「本人の(大リーグへの)夢を大事にしろ、と言われるのなら、では一緒に夢をかなえていこうと考えたのです」。  そこで大渕SDが、26ページにおよぶ「大谷翔平君 夢への道しるべ」と題されたパワーャCントの資料を作ってきた。 <略>  キーワードが「夢」である。日本ハムはメジャーへの夢を決して、つぶさない。急がば回れ、人生に遠回りはない。パイオニアになりたいというのなら、投打の「二刀流」でどうだ。交渉後、両親には冊子状のプレゼン資料を渡した。あとで資料を見ながら、家族で話し合ってもらうためだ。  交渉事で大事なことは何だろう。そう問えば、山田GMは少し考え。「誠実さ」と答えた。「本人にも両親にも、だましながらプロ野球に入れようとしていると思われたらダメです。うそはつかない。誠実に、ただ誠実に」。<略>
そのプレゼン資料は、日本ハムファイターズのサイトに公表されています。
この下線部をクリックするとそのページに行きます。ぜひ見てください。 決めのフレーズは『イチローは18歳から渡米してもイチローになれただろうか?』でしょうね。 人を動かすには、このような道筋、マップを示して考え方をお伝えすることが最も大切なことです。 とにかく来い、黙ってやれ、言うことを聞け…という勧誘や指導とは、対極にあります。 大谷選手が日本ハムに入団した意味が良くわかります。 きちんと考え抜いて、そのことを、誠実に相手に伝える…自分、出来ているかな、これ。 こんなイラストを思い出したりしています。