がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

弘前まで行った訳

昨日は、青森県弘前市に行ってきました。

青森県教育庁スポーツ健康課の主催する『青森型「地域スポーツ・コミッション」の創発』事業の、

『第4回公開セミナー「スポーツによるまちづくりに向けて」』というセミナーに参加してきたのです。

原田宗彦さん(日本スポーツツーリズム推進機構会長)が「スポーツツーリズムとまちづくり」という講義をなさった後に、

弘前地域におけるスポーツによるまちづくりの可能性」をテーマとしたワークショップでが行われました。

さまざま、気付いたこと考えなければならないことがありました。

これらについては、後ほど記事にしたいと思いますが、

まずもって、

主催なさった青森県教育庁の方々、講師の原田先生、ワークショップでファシリテーターをしてくださった青森中央学院大学大学院の内山清先生、そして、ワークショップでご意見をお聞かせくださった参加者の皆さんに心から感謝申し上げます。

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車で行けば、ドアツードアで楽ちんなような気がしました。

天気も心配ありませんでした。

でも…。

(「ツーリズム」の話を聞きに行くんだから、ツーリストになった方が良いなあ…)

行きは「高速バス」、帰りはバスの最終便に間に合いそうもないので、JRで帰ってくる予定を立てました。

でも、仕事の関係で、セミナーに間に合うバスには乗れませんでした。

やむなく、お金の高い新幹線利用に変更です。

盛岡から新青森まで東北新幹線、その後、奥羽本線に乗り換えて、普通列車弘前まで。

これ、正解でした。

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【スポーツツーリストと遭遇】

新青森駅で新幹線を降りると、

リュックを背負ってトレッキングシューズを履いて、ストックを持ち、さらに大きなカバンを手に持っている、私より年上に見える女性の4人組が歩いていました。

この時期に山に入るには軽装過ぎます。

まったく理解ができずに、頭が混乱してきました。たまらず、下りのエスカレーターで声をかけてしまいました。

 平:どちらへ?

 ツ:酸ヶ湯へ。

 平:温泉ですかぁ、その格好で?

 ツ:スノーシューでトレッキングもするの!

 平:あ、それは、それは。お楽しみください!

冬山の利用=登山=重装備=無理 が私の固定観念でしたが、

冬山の利用=温泉とスノーシュー=麓だけ=楽しめる という発想で動いている方々がおられることを実感するとともに、

スポーツ=競技者、スポーツツーリズム=レベルの高い大会開催 という考えも否定されるわけです。

【知らない街の普通電車】

私は、ほとんど、地元の普通列車に乗りません。

たまに乗ったときも、駅や風景に「慣れ」がありますから、大概は眠っています。

新青森から秋田行きの奥羽本線普通列車に乗りました。ベンチタイプの客席のものです。

生れて初めて乗った路線です。しばらく走ると、進行左手に綺麗な山々が見えました。

(八甲田?)

ふと、出入り口のうえについている「路線図」をみると、山の絵がついています。

走っている方向と、停まった駅を確認すると、路線図の山と、真っ白い山々が一致しました。

(八甲田!)

じゃあ、と振り返ると、ドドドォ〜ンと、岩木山

八甲田と岩木山を結ぶラインを通過したのです。こういうところはパワースャbトに決まっています。

元気が出ます。

斜め左前をみると、何度も行ったことのある大鰐温泉の「あじゃら山」

「八甲田・岩木・阿闍羅」のトライアングルに入りました! その瞬間、閃いたのです。

(八甲田・岩木・阿闍羅の津軽ゴールデントライアングルヒルクライムレース!)

岩手の在来線列車にも、お客様を楽しませる「路線図」がついているのだろうか…。

【おまけ】

弘前駅で列車が発車する時に出る音は、ベルではなく、津軽三味線の音!

「リゾートしらかみ」は列車編成の名前が「青池、くまげら、ぶな」の3編成。素敵です。

 あ、岩手にも「ジパング編成」があった。

 でも、ホームにこう表示していただろうか?

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原田宗彦先生のお話を、直接、お聞きしたかったのが、弘前まで行った理由ですが、

それは、

弘前でなくても良いのです。盛岡にお呼びすれば、お話は聞けます。

でも、

弘前は、どんな街で、どんな人たちがいて、どんなことを考えていて、どんな楽しいことをしているのか…

ということは、現地に行かなければ分かりません。

実は、

ワークショップも計画されていましたので、「弘前の人」を見る大チャンスだと思って参加したのです。

素敵な人たちがたくさんいらっしゃいました。

行ってよかったなぁ…と、思います。

きっと、

スポーツツーリズムも同じなのだろう、と考えました。

どんな施設でどんなことをやろうと、関わっている人たちに魅力があれば、それは大きな特色であり武器になるはずです。

施設や環境はとても大切な要因ですが、

大きな施設をつくったとしても、

それだけを武器にしているのでは、もっと大きくて、もっと首都圏に近くて、もっと利用料金が安い施設に負けるでしょう。

会いに来たくなる「岩手の人」を育てて行かなければならない…と考えています。

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◇いいですねぇ、津軽ゴールデントライアングル ヒルクライム3連戦!

◆いいだろ!

◇賞品は、お酒ですか、醤油ですか、味噌ですか、チーズですか、あ、意表をついて納豆かしら!?

◆な、なにそれ!

◇だってさっきから、「発酵だ」「発酵だ」って

◆八甲田!