がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

桟橋リフト乗り場

今年も手に入りました。岩手県宮古市に伝わる「お飾り」です。

これ何?という方は、ここの下線部をクリックして三陸経済新聞のサイトでご覧ください。

震災前の2011年のお正月から飾っていました。去年も新しいものが届いたのですが、震災・津波を乗り越えた2011年のお飾りを外せなくていました。

今年は、金色ではなく極彩色のものですので、思い切ってお飾り交換です。

皆さん、よい一年をおすごしください。

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今日は、午後から、スキーです。

「県庁・市役所から4�q」というふれこみの、岩手県盛岡市にある岩山パークスキー場

だいぶ昔は、ナイターもあり、結構にぎわっていたスキー場でしたが、

最近は積雪が少なくなった関係で営業期間が短く、さらに、子ども会などで行くこともなくなり、その存在をすっかり忘れていました。

 でも、この雪です。

 調べてみると、年初めにオープンしていました。

 (せっかくだから、行ってみるか)

 雪はばっちり。コースの圧雪もしてあります。

 リフトに6回乗れる回数券が、900円。

 半日乗り放題券が、1500円。

 迷わず、回数券を購入します。

 楽しい、楽しい!

お客さんは、100人といったところでしょうか。

リフト待ちもありません。すいすい滑れます。コースは350メートルほどでしょうか、6〜7ターンできます。

家を出て、6本すべって、家に帰ってくるまで2時間かかりません。

出来心…でスキーができる環境に住んでいる幸せを感じました。

皆さんも、いかがですか?

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リフトがすごいです。

いまどき見られない、一人乗り。

支柱には「昭和43年」と建てた年が表示されています。1968年ですから、45歳!

速度は遅いのですが、これもまた風情があります。栂池高原スキー場の知る人ぞ知る「ブナリフト」を思い出すのです。

実は、私はストックを持っていません。

私がスキー場に行くときは、ボランティア係員なので、メ[ルを立てる穴を掘るための電動ドリルやそのメ[ルをねじ込むためのレンチを持ちますので、ストックは邪魔になるのです。

ですから普段は持たないのが当たりまえです。

でも、

遊びに行くときは、あった方がいいに決まっています。

しかし、今日は、レンタルで借りるのがめんどうくさかったことと、駐車料金を300円(ストックのレンタル料金も300円だった)も取られたことで、借りないで滑ることにしました。

一人でストックなしで、休みもせずに滑っている「怪しいオヤジ」だったと思います。

なにか、疲れるのです。

途中で気がつきました。

「桟橋」です。

昔のリフトを思い出してください。リフト乗り場は、高い所にありました。

乗り場は地面より高い所にあって、下からスロープがつけてありました。

お客さんが横になって、よいしょ、よいしょ、と坂を登って行ってリフトに乗る仕鰍ッです。

いまどきのリフトは、ゲレンデと同じ高さにあります。

登らなくても、するする、とリフトに乗ることができます。

除雪の関係だと教えていただいたことがあります。

乗り場を高くして「桟橋形式」にしないと、雪で埋まるからそうしていると聞きました。

岩山パークスキー場のリフト乗り場は、低いのですが桟橋形式です。

情けないのですが、

ストックなしで登ること、そして、回数券をャPットから出して鋏を入れてもらうことで、結構、疲れることがわかりました。

(なるほどなぁ)

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◇何が、なるほどなあ…なんですの?

◆リフト乗り場の桟橋は「誰のため、何のため」だったのか…ということ。

◇あ、なるほど。

 桟橋の設置の目的は、従業員の除雪軽減のため…ということですか?

◆そう。

 今は、お客さんが、すいすい、リフトに乗ることができるように桟橋を作らない…。

◇ほう、ほう。

 こういうお話にする気ですね。

 『私たちも、知らず知らずのうちに、

  管理者・組織者の観点で「桟橋リフト乗り場」を作っているのではないか。気をつけたい。』

◆それ、それ。そのとおり。

◇あまい!

 スキー場のリフトはそもそもお客さんが足で登らなくてもいいように作られたもの。

 お客さんのためのものです。

 当時の除雪方法や機器・機材では、リフトを回すためには「桟橋形式」が必要だった。

 これ、お客さんのため。

 そして、

 様々な除雪機が出てきた今、桟橋にしなくてもリフトを回せるようになった。

 だから、今は平らに作る。

◆えっ!?

◇見方が浅いですよ、見方が!

 二人いれば、いろんな見方が出てくるでしょ。これが大切だって、いつも行ってるくせに!

◆ぎゃふん。