皆さんが、国体だ、地域イベントだ、家庭事情だ…など、なんだかんだとお忙しいところ、また、遊んできた話です。
すみません。
岩手県立美術館では、今、「ユーモアのすすめ 福田繁雄大回顧展」をやっています。
主な作品は、2008年に「福田繁雄デザイン館」に行って見ているので、今回はパスしていいかな…
とも思いましたが、別の作品も出ているだろからなぁ、と、ゆくことにしました。
ユーモアたっぷりの皆さんご存知のトリックアートだけではなく、数々のャXターや、そのアイデアスケッチなど、福田繁雄デザイン館でも展示されていないものがたくさんありました。(あ、前に行った時は見逃したかもしれませんが…。)
何がわかる、と、言われそうですが、初期のャXター、すごいです。
さらに、
「ヴィナスシリーズ」(ミロのビーナスの顔の像が、様々な人になっているもの。フクダのヴィナス、リンカーンのヴィナス…)、や「電気溌剌シリーズ」(電線の切れた電球が点灯してるもの)、「FACEシリーズ」(シェイクスピアやリンカーンや芥川龍之介などの顔が、関連の深い活字や図形で描かれているもの)など、とても面白いものもあります。
私は、ハハハハハ、と笑うのですが、周りの人たちはまじめに(ふぅ〜ん)とご覧になっています。
(いや、いや、ここ笑うところだよ!)
と思うのですが、笑っているのは私だけ…。
私が不謹慎なのだろうな…という雰囲気でしたが、おかしいものはおかしいのです。
図録まで買ってきてしまいました。
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今日お話ししたいのは、そのことよりも「ボランティア作品解説」です。
知らずに美術館に行くと、
入り口に、今日は「ボランティア作品解説」があるということが表示されていました。
(ラッキー!)
2008年に福田繁雄デザイン館に行った時、その上の階にある「田中館愛橘記念科学館」で学決�の方に解説していただいたこと、また、去年の10月に盛岡歴史文化館でボランティアガイドの方に全フロアを解説していたことを思い出したのです。
どなたかに説明していただくと、自分で何となく見ているよりも軽く300倍は楽しみが広がります。
今日は、常設の「松本竣介・舟越保武展示室」が会場でしたが、
松本竣介作品は現在出張中ですので(そのかわり、麻生三郎作品が展示室に来ています)
船越作品だけの解説となりました。
やっぱりすごいです。
大好きな「ダミアン神父」のこと(「あなたたち」から「わたしたち」のことです)をちっとも知らずにその身体の傾きだけを見ていたこと、美しいシェイプだなとしか見ていなかった「青い魚」は右ターン中、しかも、内側に唐黷ネいように頑張っていること…
作品の背景にあるたくさんの事柄を教えていただきました。
しかも、無料。
(企画展のチケットで常設展は入れます。ちなみに「友の会」の会員の私は、常設展はいつでも無料です)
本当にありがとうございました。
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こういうことがあると、また行きたい…と思うのです。
私たちのスポーツ分野にも、こんな工夫が絶対に必要です。
「固い椅子」よりも大きな問題なのかもしれません。