がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

寄付文化と企画

「ロンドンに力を。被災地に笑顔を。」のキャッチコピーで、日本オリンピック委員会日本財団が運営団体として行われた「エールFOR日本」プロジェクトは、ラッフル手法による寄付を募って、「スポーツによる被災地支援」と「ロンドンオリンピック日本代表支援」行うプロジェクトですが、先月いっぱいで寄付金の募集が終わり、先週の金曜日にラッフルの当選者が発表されました。 「ラッフル」については、おなじみのない言葉でしょうから、「エールFOR日本」の説明を抜き出します。 日本語で「慈善福引」と訳される“ラッフル”。欧米では広く認知されている寄付集めの方法で、寄付者様にラッフルチケットをお渡しし、プロジェクトに賛同する企業・団体などから無償でご提供いただいた景品の抽選を楽しむものです。 このプロジェクトが始まった時私が寄付した時、 岩手の中学生が8名、ロンドンオリンピックに派遣していただけることになった時、(その時の様子がちょっと前にプロジェクトのサイトにアップされていました。)などの節目に、このブログで皆さんにお知らせするとともに、ご寄付をお願いしておりました。 被災4県(岩手、宮城、福島、茨城)の中学生がロンドンオリンピックに行くことができたのも、皆さまのご寄付の賜物と心から感謝しております。 で、私、当たっちゃってました。 はじめの2口は、 自分自身が特賞の「ロンドンオリンピック日本代表応援ツアー」をあてたいための2口でしたが、 追加1口は、岩手の中学生を連れて行っていただいてありがとうございました、という気持ちでの寄付でした。 当選したのはわかったのですが、何が当たったのかはわかりません。 20名に当たったという『JOC公式ライセンス商品「2012JAPANキーストラップ」』かもしれませんし、 たった一人にしか当たらない『なでしこジャパンサイン入りユニフォーム』かもしれません。 後でお知らせしますが、もう、賞品はどうでもいいのです。 日本財団は、プロジェクトのサイトでこう書いています。
JOCの東日本復興支援活動及び選手の育成・強化活動等への支援を通して、オリンピックムーブメントの最大化を目指しています。日本財団は、寄付文化の醸成をミッションとしているため、本プロジェクトの間接経費(クレジット決済に係るシステム利用料を除く)は全て日本財団が負担します。
私も、岩手にも『寄付文化の醸成』がもたらされるとともに、 『寄付を受けるに堪えうるプロジェクト』も作ってゆかなければならないんだなあ…と思っています。 ********** 今日は、岩手県矢巾町にある岩手医科大学矢巾キャンパス体育館に行って来ました。  『実はすごい!大人のラジオ体操』(講談社)の著者である、  国立スポーツ科学センター医学研究部の  中村格子先生を講師として行われた  『Dr.KAKKOの〜きれい&元気になる!〜大人のラジオ体操』という  イベントにお邪魔してきました。  参加者およそ380人  (スタッフの方がそうおっしゃっていたように聞こえました) 開始45分前には開場を待つ人が列を作っているほどの人気です。 実技の説明がわかりやすいのはもちろんですが、健康に関するさまざまなお話がとてもためになりました。 会場の皆さんも楽しく体を動かして大満足の様子でした。 さて、この催しは、 「福島〜宮城〜岩手 東北3県キャラバン 大人のラジオ体操」というキャラバン行動の一部だということがわかりました。 調べてみると、こうあります。
中村格子ドクター率いる「team lotus」が、今回の東北キャラバンはこの度の東日本大震災における復興支援を第一に目的とするものです。 しかし、同時に別の意義も提唱したいと思います。 このラジオ体操を継続することで、いつ何時に起こりうる地震、自然災害に備え地域社会活動の 一環として地域コミュニケーションを深めることや、『健康体』として一人一人が明るく楽しい毎日 を継続されることが医療費負担減への社会貢献にもなりえるのです。
最後に中村先生から岩手県への支援金の贈呈式がありました。 その中で、先生はこうおっしゃったように記憶しています。
ラジオ体操は何十年も前に当時の方々が知恵を絞ってお作りになったものです。 私は、そのラジオ体操を基にした本を出版したのです。 ですので、出版当初から、印税を被災地支援にあてたいと考えていました。 皆さんが健康で生き生きとした生活を送られることのお役にたてれば嬉しいです。
本当にありがたいお話です。 実はこのイベントも多くの企業のご支援で実施できているようなのです。 やっぱり、 『寄付文化の醸成』と『寄付を受けるに堪えうるプロジェクト』は両輪のようです。