今日は休みました。
昼までパジャマ姿でした。昼ご飯を食べてから、また、裸になって眠ってしまっていました。
携帯電話にこんなショートメールが入っていましたが、さっきまで、気がつきませんでした。
●●です。
春から一関にいます。ロンドン五輪の日本の大活躍を驚きをもって感動しました。
政治経済の低迷と少子高齢化の中での大成果に正直驚いていますが、専門的に見ると十分に可能な成果だったのでしょうか?
競技力強化の基本の大変化についてご教示願います。
こんな返事を出しました。
●●さん、平藤です。
ロンドン五輪の成果は、サメ[ト体制の成果です。
ナショナルトレーニングセンター、国立スポーツ科学研究所があり、さらに現地のサメ[トハウスなどの成果です。
4年後の岩手国体では震災の影響でこのようなサメ[ト体制を作れないかもしれません。
多くの方々のお力添えが必要です。よろしくお願いします。
この方、昔はバリバリ、スポーツをなさっていた方ですが、今は、全く関係のない職業をなさっている方です。
皆さんスポーツに関心をおもちなんだなぁ、頑張らなくちゃなあ…と再認識しました。
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昨日の記事で、
セミナーの修了証をもらったことをお知らせしました。
白状しますが、
盛岡商工会議所が主催した『創業塾』という、起業のための
セミナーです。
ビジネス手法について知識を得たい…という目的で参加したのですが、どうも、私の考えているビジネス手法と皆さんがお持ちの「ビジネス手法」のイメージに隔たりがあるような気がします。
内田樹さんの本から抜きました。
「教育」を「スポーツ」、「大学」を「競技団体」とお読みになっていただけますでしょうか。
当然、私は、
「私たちがやりたい教育をするためには、財務内容をどうやって健全化すべきか」
という方向です。
教育はビジネスか?
「教育にもビジネスマインドは必要だろう」とおっしゃる方も多いと思います。かく言う私も「教育にはビジネスマインドが必要である」と教授会ではずいぶん言い立てて、「象牙の塔」を愛する同僚たちの憤激を買ったものです。
たしかに、大学だってお金がなければ回りません。きちんと入学者を確保しておかないと、自分たちがしたい教育ができません。だから、あまり浮世離れしたことばかり言っているわけにはゆかない。
でも、「私たちがやりたい教育をするためには、財務内容をどうやって健全化すべきか」と考えるのと、「収支を黒字にするためには、どういう教育をすればいいか」と考えるのは、似ているようですけど、方向が違います。
学校は営利企業ではありません。利益を上げるために出資者を募って始めたわけではない。それよりは、もともと「利益が上がらない」ものだと思った方がいい。
ですから、大学と財務ということを考える場合には、「どうやって利益を上げるか」ではなく、「どうやって多くのご支援を集めるか」というふううに問題は立てられるだろうと私は考えています。
この場合の「ご支援」というのは「出資」とは違います。確実な「配当」を目指しての「ご支援」なんか大学は集められません。申し訳ないですけれど、これは先方の「持ち出し」になります。でも、それは『出したものとは違ったかたちで』いつか戻されるはずです。
(内田樹「街場の教育論」、ミシマ社、2008年)
あ、全然、話がまとまりませんでしたね。