今日、7月26日は
「東日本大震災津波において支援いただいた自衛隊が、岩手県から撤収して今日(7/26)で1年に」なった日だそうです。
一年前の気持ちをすっかり忘れている自分に気がつく日でもありました。
情けない。
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昨夜の「そば屋寄席」は、「全席指定」でした。
時間ぎりぎりに会場に入った私たちは、ほとんどのお客様が着席している中、舞台の前を横切って一番奥の席に行かねばなりませんでした。
(きっと、知り合いが何人かいて、見られてるんだろうな)
指定の座席を目指して、階段をのぼって行くと、果たして、私たちの座席と同じ列に昔の上司が座っておられました。
20年ほど前に私が使っていただいた課長です。今の私があるのもこの方のお蔭…と感謝している恩人のお一人です。
当然、今の私の業務内容もご存じの様子です。
(いやぁ〜、hirafuji君、久しぶりだねぇ。Kokutaiやらなにやかやで、大忙しだろう!)
しばらく間があって、先輩がこうおっしゃいました。
(ところで、今日は、よくこんなところへ来られたねぇ。)
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7月23日に、岩手県の政策地域部から
『平成23年社会生活基本調査「生活行動に関する結果」‐岩手県の概要‐』
が公表されました。A4版16ページのものがここにありますので、お読みいただきたいのですが、
(そんな暇ないよ)
という方のために少しご紹介します。
▼この調査は昭和51年から5年ごとに総務省が実施している
県内99調査区域約3千人を対象とたもの(全国では6,902調査区、約20万人が対象)
▼総務省が7月13日に公表した集計結果から、岩手県に関係する部分を概要としてまとめた
とあり、
�@学習・自己啓発・訓練 �Aスポーツ �B趣味・娯楽 �Cボランティア活動 �D旅行・行楽
の5観点で集計されています。
スポーツの解説にはこうありました。
○「スポーツ」の行動者数は64万7千人、行動者率は55.0%(男性60.1%、女性50.5%)で
全体的に低下傾向。
「ウォーキング・軽い体操」が最も高く、次いで「ボウリング」となっている。
○全国の行動者率は63.0%(男性67.9%、女性58.3%)。本県は全国第44位(平成18年第42位)
注1)行動者数:過去1年間に該当する種類の活動を行った人(10歳以上)の数
注2)行動者率:行動者数の10歳以上に占める割合(%)
1年間に、たった1回、何かのスポーツをした人の率が55%で、全国44位。
5年前と比べると、その率は下降傾向…
ショックです。
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◇以前の課長さんは、hirafujiさんをご心配なさっての発言だと思いますよ。素直な気持ちで。
◆うん、わかってる。気にかけていただいて、本当にありがたい…と思ったよ。
でもね、
あっ!? っと思ったんだ、その時。
◇何を?
◆岩手県民の「生活行動」
◇ああ、さっきの行動者率のことですね。スポーツをした人の率が全国44位…っていう。
◆読んでもらえばわかるけど、他の「観点」をみても、こんなあんばいなんだよ。
全国34位 学習・自己啓発・訓練
全国44位 スポーツ
全国41位 趣味・娯楽
全国5位 ボランティア活動
全国41位 旅行・行楽
◇あら、本当だ。
なるほどね。
こういう仮説ですね。
『岩手県民は、
「学習・自己啓発・訓練、スポーツ、趣味・娯楽、旅行・行楽」など「自分のための社会生活」
よりも、
「ボランティア活動」など「他のための社会生活」が大切であると思っており、
その結果が「生活行動」に現れたのではないか』
◆そのとおり。
しかも、5年前の前回調査でも、5項目は同じような順位にあるからね。
(学習・自己啓発・訓練 42→34、スポーツ 42→44、趣味・娯楽 38→41、
旅行・行楽 41→41)
(ボランティア活動 8→5)
◇なるほど…
で、以前の課長さんは、
「娯楽」の会場でhirafujiさんを発見したときに、岩手県民の考え方を代表して
思わず「よくこんなところへ来られたねぇ」という言葉が口から出たんですね。
◆そうだと思う。
豊かな生活を送るためには、娯楽や趣味・スポーツが必要なんだよって、
まだまだ、皆さんに伝える必要があるね。
◇そうですね。
でも、もう一つ疑った方が良いですよ。
◆何を?
◇岩手県では
ボランティア活動以外にはさまざまな活動をするための「広い意味での環境整備」が遅れている…
という見方もできます。
◆あ、そうかもしれない。
どうしたらいいんだろう、落ちこぼれそうだ…。
◇だめだめ、苦しくても、ついて来ないといけませんよ。
寄席に行ったからってラクゴなんかしてる場合じゃありませんよ、落伍なんか。
◆ぎゃふん。