がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

ソウゾウ開化�U

今朝、デパートの前の歩道に、小学生の女の子が、立ち止まっていました。 赤いランドセル、空色のキャップ、ジーパン、 左手には、キルト地の薄めのトートバッグ、右手には、何も入っていないプラスチックの透明な虫かご。 デパートの警備員さんが、地下に通じる階段の入り口にある扉を、ガチャガチャいわせながら外しているのを見ているのでした。 しばらくすると、はっ!?と我に返って、お城の方向に歩きはじめました。 どうやら杜陵小学校に向かっているようです。私の住んでいるところとは学区が違います。 (ははぁ、何か用事があって、ばあちゃんの家から来たんだな) と、勝手に決めました。いつもと違う通学路…というところでしょうか。 昨夜の雨で水たまりがたくさんあります。でも、まっすぐに進める程度ではあるのです。 彼女は、わざとでしょう、 結構なスピードでグニャグニャ曲がりながら、水たまりとそうでないところのギリギリを攻めて歩みをすすめます。 足首をくじきそうで、私は、まねできません。でも、楽しそうです。 立体駐車場の入り口で、また、立ち止まりました。何かを見ています。 しばらくすると、また、はっ!?と我に返って、お城の方向に歩きはじめました。 私も、見てみました。 (へえ、機械の上には回転灯がついていたんだ。いつも黄色くピカピカ光ってるんだぁ。気がつかなかった) 交差点のはす向かいに、交通安全指導から戻ってきたナカザワさんが歩いていました。 彼女は、 (おはようございます!)と挨拶をしましたが、ナカザワさんは気がつかないようでした。 ガッカリして、それでもナカザワさんを見ながら、彼女は、車の往来が途切れている横断歩道をわたり始めました。 2歩進んで戻ってきました。 (まちがった!)と小声でつぶやいて、私の顔を見ました。 信号は、まだ、赤だったのです。 子どもって、いろんなことに気がつくんだな…と感じた「サラダ記念日」の朝です。 ********** 一昨日の続きです。 『今、来年の今頃の(スポーツ施設の)利用を予約できるのは、  何十回も同じ時期に開催されてきている、伝統的な大会ぐらいだろうな…』 と、感じたことを記事にしました。 関連して、グダグダと考えておりましたが、 昨夜、 『ソウゾウ開化』をコンセプトに建設された、八戸の『八戸メ[タルミュージアム(愛称:はっち)』の基本設計を思い出したのです。 「はっち」に行ってきたことについては、以前、記事にしていて、「基本設計」については、その「ありか」をお知らせしていました。 そこから少し抜きます。(太字は、私の加工です。) ***** (仮称)八戸市中心市街地地域観光交流施設 基本設計説明書 概要版 <略> 2-2 ソフト計画概要 <略> (2) 公共活動体としての戦略的コンセプト HPM(注:八戸メ[タルミュージアム) は、市民と観光客の交流の中からその土地の魅力を伝え産業とする「観光交流」と、市民の相互交流の中から自発的な市民活動や地域活動を促進する「地域交流」という大きな二つの機能を持つが、この2つの機能に関わる活動を別々に展開するのではなく、相乗的に機能するようコンセプトを立案する。 1.タウン・インクルージョン(活動への市民・観光客の巻き込み) 市民や市外からの来訪客を、市域での活動に巻き込むことによって市域全体を活性化させることをねらう。そして、多様なジャンルで趣味を公益へ転換し、社会的自己実現の場所となるようプログラムを計画し、幅広い世代の関心を持った人々が、企画づくりや観客として参加・交流することによって活性化が持続することを目指す。 2.トライ&エラー(挑戦) 八戸の魅力を市民が企画開発していく自発的で闊達な活動を促進するため、従来的な商業活動では実施困難な新たな価値を生み出す斬新な企画やこだわりの企画に挑戦し、トライ&エラーを試行する場を形成する。またその現場自体を公開し、ユーザー評価等を行う場とする。 3.その方法=クリエイティブ(創造性) 市民や市の魅力と観光客の間にリエーター(創造的な企画制作を行う人材)やキュレーター(プロジェクトの企画監修を行う人材)を介在させることで、八戸の魅力を市民の手で磨きを鰍ッ、そこから広く来訪者を魅了する場を形成する。八戸の魅力を企画開発するために招致されたクリエーターが八戸に滞在し、市域のフィールドワークを行いながら市民と協働し、観光客にも開かれたワークショップやツアーなどの自主事業を展開することで、従来型の施設では分断されてしまう市民と観光客、施設と市域を結びつけることを目指す。 <略> ***** 私たちの「スポーツ界」に、この発想はあるのでしょうか。 もう一度抜き出します。  ▼活動を別々に展開するのではなく、相乗的に機能するようコンセプトを立案  ▼幅広い世代の関心を持った人々が、企画づくりや観客として参加・交流することによって   活性化が持続  ▼従来的な商業活動では実施困難な新たな価値を生み出す斬新な企画やこだわりの企画に   挑戦し、トライ&エラーを試行する場を形成  ▼クリエーター(創造的な企画制作を行う人材)やキュレーター(プロジェクトの企画   監修を行う人材)を介在させることで、八戸の魅力を市民の手で磨きを鰍ッ、そこから   広く来訪者を魅了する場を形成 空間を準備し、備品を整備し、利用者のオーダーによってそれらを貸し出すこと… これも大切なことですので、発展させながら続けて行くべきなのですが、 どうも『ソウゾウ開化』しない、つまり、新しいものごとや発想が生まれづらい、ような気がするのです。 がんばりましょう。がんばります。 ********** ◇よく覚えていますね、そんなこと。 ◆えっ!? 何のこと? ◇あらやだ、恥ずかしい!  でも、子どもだったから、仕方がないですよね。みんなの前だったとしても。  だけど、やっぱり、覚えていません。  hirafujiさん、ご自分のそのこと、本当に覚えていますか? ◆えっ!? 何のこと? ◇「初の屁の恥」の話でしょ、今日は。 ◆「八戸のはっち」!