がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

旅の日の河北春秋

岩手県庁向いの「国の合同庁舎」脇のツツジです。咲き始めました。
去年は、奥の駐車場が、災害復旧のために派遣されてきた自衛隊のみなさんの駐車場・テント村となっていました。 覚えていらっしゃいますか? 写真を撮り終わると、さんさ踊りの太鼓を背負った人とすれ違いました。 季節はずれで(おや!?)でしたが、(ああ、東北六魂祭!)で、納得です。 *********** 宮城県の新聞・河北新報の今朝のコラム「河北春秋」です。無礼者!と言われるのを承知で、全文、まる写しします。
国体の開催地は必ず天皇杯(総合優勝)を獲得する「伝統」がある。2002年、それに異を唱え、身の丈に合った運営をしたのが高知県だ。39年ぶりに地元優勝を逃し10位に終わった。しかし、その後9年間、伝統は続く▼開催地には全競技に予選なしで出場できる有利なルールがある。批判が多い、有望選手をかき集める奥の手も。やるからには一番になりたい。ましてや地元の晴れ舞台だ ▼その旗を降ろすことは、さぞつらかろうと察する。16年の開催地岩手県天皇杯の目標順位を「8位以内入賞」に下方修正した。東日本大震災の影響だ▼同県は11年度の国体選手強化費をほぼ凍結し、震災復興に充てた。約28億円を見込んでいた大会までの強化費全体は半減する見通しだ。屋内練習施設建設も断念した。これでは優勝は難しい ▼復興優先のムードの中、一時は開催さえ危ぶまれたが、震災から5年目に開く意義は大きい。全国から集まる選手や役員が復興途上の被災地を目にし、住民との交流も生まれる。それが支援の広がりにつながる▼恵まれた環境とはいかないが、選手は練習を重ねてベストを尽くしてもらいたい。復興に向けて奮闘する人たちを勇気づけるはず。それは優勝することより、ずっと価値がある。 (河北新報 2012年05月16日水曜日、リンク切れ用心pdf
すごく複雑な気持ちです。 どういう気持ちなのかを言語化することができません。気持ちをお伝えすることを、あきらめました。 ********** この、国体の目標順位と強化施設の件は、4月20日の会議で示されたことです。 先ほどのコラムにもあるとおり、とても大きな決定です。 でも、 どの報道機関も、夕方のニュースや次の日の新聞記事での取り扱いしかありませんでした。 単発…です。 「じゃあ、どうするんだ、どう考えるんだ、それでいいのか、何を手伝えばいいんだ、何してほしいんだ…」 という、 追いかけの記事や企画をしてもらえません。 地元紙の投書にも、賛否を問わず、関連する意見の一つも出てきません。 4月20日の翌週、国体の選手強化に関連する会議が何度かありましたが、そこでも質問もされません。 (取るに足らないこと…なのだろうか) ********** でも、大変なことを大変だ、と、大切なことを大切だ、と、お伝えしてこなかった私たちに原因があるのでしょう。 つらいです。 今日は、 元禄2年3月27日(新暦1689年5月16日)、松尾芭蕉が「奥の細道」の旅へ旅立った日を記念する『旅の日』だそうです。 (どっかに、旅行にでも行きたいなぁ…) ********** ◇ぎゃはははは。珍しく弱気!旅になんかでてもしょうがありませんよ。 ◆でも、旅に出たい気分。何でしょうがないの? ◇道に迷うに決まっています。 ◆えっ、地図読みとかは自信があるけどな…。 ◇だって、「多くの細道」に出発した日なんでしょ、今日は。 ◆ぎゃふん。