がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

去年のボール

ヘビーな一週間でした。

(ふう、仕事なんか、もう、やめちゃおっかなぁ〜)と窓から外を見るとこの岩手山です。

(わかってもらえないのは君の説明が悪いからだよ。原因は他の人じゃなくて君自身!)

岩手山は言っています。

「山の言葉」が分かるようになったので、「神の声」が分かるようになるまでがんばってみようかな…と気をとりなおしました。

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2004年の「第53回全国高校スケート・アイスホッケー選手権大会(スケートインターハイ)」が岩手県で行われた時に、「なんちゃってマーケティング」をしたことはお知らせしています。

グッズ販売はこのチラシで行いました。

販売した商品は次の6種類。

�@Tシャツ �A�Bネクタイ(ネイビー・レッド) �Cフェイスタオル

�Dショルダーバッグ �Eシンボルマーク付きゴルフボール

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ブースを冷やかしに来て、ゴルフボールを手に取った方に、私はこういう提案をしました。

『シンボルマークの付いたゴルフボールに、贈る方のお名前を入れて「お歳暮」にどうぞ!』

チラシにもあるとおり、「3ダース買っていただければ名入れ可能」なのです。オウンネームです。

どこかで、

名前入りのゴルフボールが贈り物に使われる…と聞いたことを思い出したのです。

ウハウハ売れると思いました。単価も高いですので、もうけも大きく、期待の商品でした。

でも、

ほとんど注文がないのです。

ブルジストン社製のツアーステージというボールで、品質に問題はありません。

値段も高くはなかったような気がします。

(なんでだろう…)

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なにかのイベントの時に、物販ブースは複数並びます。

私が店開きする時は、出版社、運動靴メーカーなどの方々、3〜4社と一緒にブースを並べていました。

そのうちにその人たちと仲良くなります。

素人の私は、さまざまなことを教えてもらいました。

赤いネクタイを売りたいときにはどうすればよいか…

青いネクタイを10本、赤いネクタイを3本並べれば、お客様は、少ない方がたくさん売れている、つまり、売れ筋と思って、少ない方を買ってくださる。

在庫を切らした時にはどうすればよいか…

後で配達できないときには、売ることをあきらめて、チャンスロスを「昼飯抜き」で反省するしかない。

午前中に、予想外に、たくさんのお客様に買っていただいた時はどうするか…

ご褒美をかねて、美味しい昼食を自分におごるべきである。ただし自腹で。

行商仲間のお一人からゴルフボールについて聞かれました。私の提案をお話しました。

 本:でも、売れないでしょう?

 平:はい。

 本:hirafujiさん、ゴルフする?

 平:全くしませんが…。

 本:やっぱり…。

   岩手でお歳暮にもらったゴルフボールを使うのは、いつになるか想像できますか?

 平:春でしょう。シーズン初めを新しいボールで迎える、良い気持ちだろうね。

 本:春になれば、そのボールは、「昨シーズンのモデル」になっちゃうんですよ、旧モデルに。

   やっぱり、機能的に最新のボールを使いたいですよね。だから売れないんですよ。

 平:あ…。

何も知らない私でしたが、さらに、何も知らないことを知らない私でもありました。

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池田晶子さんの『知ることより考えること』…という本を、本棚から引っ張り出して、もう一度、読み返してみようと思いました。

1冊の本を50回読むと、何かすごいことが、起こる…と、木村俊介さんというフリーのインタビュアーの方が言っています。本当のような気がします。

ついでに、これからは、一つの問題について50回考えてみることにします。

何かすごいことが起こるでしょう。