大きく反省しています。
昨日は県議会の
常任委員会でした。
常任委員会では、私も出席しており、
説明する機会があります。
最近は、
(皆さんにわかっていただくチャンス!ありがたい。)
と、喜んで手をあげようと思って議会棟に向かいます。
しかし、
昨日は、後半、私が、感情的になってしまったところがありました。
以前、『リスクコミュニケーション』について、次のことを引用して
記事にしたことがありました。
2.事態の収束、回復期にはリスクコミュニケーションの基本は信頼関係である
・うそをつかないこと、隠さないこと逃げないこと
・相手を信頼すること(どうせ理解してもらえないなどと思わないこと)
・科学的知見だけに判断の理由を求めすぎないこと
・科学以外の判断要素についても、説明する(少なくともその努力をする)こと
常任委員会での説明は『事態の収束、回復期』でもなく『リスクコミュニケーション』でもないのですが、
基本となる『信頼関係』は同じことだと考えます。
感情的になると、先ほどの2番目の項目、
『相手を信頼すること(どうせ理解してもらえないなどと思わないこと)』ができなくなるような気がします。
説明する相手のかたを、
事業を共に進めてゆく立場の『相手』としてではなく、事業を邪魔する『敵』として見てしまうのです。
やっつけてしまおう…という態度になります。
これでは会議場の中だけではなく、実際に事業が展開される現場にも悪い影響を与えることは明らかです。
自分が(まだまだだな…)と思えるのでした。
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北上市にある
総合型地域スポーツクラブ『フォルダ』の
フェイスブックにこんな記事がありました。
来年度プログラムに太る目標のプログラムがあってもということで企画中。職員で2人痩せすぎがいます。たくさん食べスポーツして筋肉もつけるというプログラム。
(なぁ〜るほどぉう!)
『痩せる』と『エクササイズプログラム』はよく目にします。
でも、一般の人を対象にした
『正しく太る』と『エクササイズプログラム(+生活習慣改善プログラム)』の組み合わせは、
私はこれまで見たことがありません。
組み合わせの妙…です。
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もう一つ、思い出しました。
昨年末に、福島の新聞「
福島民報」に
「生活圏内の
放射線量を継続してリアルタイムで測定するための組合せ」の実証実験の記事がありました。
詳しくは、
ここに記事を置いておきましたのでお読みいただきたいのですが、
『路線バス』と『
放射線測定器』の組み合わせです。
私は『
放射線測定器』の定点設置か、役所の『測定員と測定車』の組合せしか頭に浮かびませんでした。
これも私の考えをはるかに超える「組み合わせの妙」です。
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昨日に引き続き、プレジデント最新号の記事を抜きます。
おちまさと氏が『
目から鱗の企画書 老若男女にわかるタイトルがついているか』と題してお書きになったものです。例によって、無礼を承知で、前後を省略して抜粋します。
企画とはいわば記憶の複合で、頭の中に散らばっている「これは面白い」という気づきのピースが二つ以上くっついて生まれます。日々、人と違う視点で物事を見て、「気づき」を重ねる努力をしなくては生まれません。
ただし、誰もが見ている部分をくっつけても、相手に「そんなの俺だって思いつくよ」と言われるのがオチ。一番重要なのは「何でこんなことを思いついたんだろう?」と思わせることです。普段道を歩いていても、人と違う視点で物事を見るクセをつけ、それらを記憶しておいて必要な時に結合させる。「出どころのわからない企画」と僕は呼んでいますが、実は出どころはちゃんとあります。
記憶と記憶をくっつけて『企画』する…
横井軍平さんの「枯れた技術の水平思考」が思い出されました。